30代を後悔しないために大切なことを紹介します。

もしも世界にイケメンしかいなかったら

Instagramで大人気!「そのままでいい」


「自分が救われたように、言葉で人を励ましたい」そんな想いから、Instagramで一日一篇、詩を綴り始めました。毎日欠かさず更新を続けた結果、今やその数は1000篇以上。本書は、「嫌われてもいい」「どちらでもいい」「すれ違う男女」など、厳選した人気作品に書き下ろし作品を加えた176の言葉を掲載。





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20代からの自分を強くする「あかさたなはまやらわ」の法則




20代からの自分を強くする「あかさたなはまやらわ」の法則〜facebookで「10万いいね!」獲得!〜
【あ】「ありがとう」は何度言っても良いこと
【い】「忙しい」と言う人は頼りにならないこと
【う】運を引き寄せるためには努力し続けること
【え】笑顔は最大の武器であること
【お】お礼はすぐにすること
【か】学生時代の友人を大切にすること
【き】今日から始めること
【く】苦しいときこそ諦めないこと
【け】健康を当たり前と思ってはいけないこと
【こ】心を鍛えるには体を鍛えること
【さ】最低限のお金がないと自信を失うこと
【し】叱られるのは20代の特権であること
【す】素直になること
【せ】成功談よりも失敗談から学ぶこと
【そ】外に目を向けること
【た】他人の意見は無責任であること
【ち】小さなことで大騒ぎしないこと
【つ】強がらなくて良いこと
【て】できないと言う人は必要ない人であること
【と】どんな状況でも家族は裏切らないこと
【な】涙を流すのは恥ずかしくないこと
【に】人間は弱いこと
【ぬ】抜かりなく準備すること
【ね】熱意があれば、人は動いてくれること
【の】残り時間を意識すること
【は】早く失敗して、早く改善すること
【ひ】一人で頑張るのには限界があること
【ふ】プライドなんて持っても意味がないこと
【へ】偏見に出会ったら断固として戦うこと
【ほ】本当にやりたいことに集中すること
【ま】迷ったらすぐにやってみること
【み】みんなという言葉に安心しないこと
【む】群れずに「違い」を意識すること
【め】目上の人に甘えてもいいこと
【も】目的がない行動は無駄であること
【や】やり直すのに遅いことはないこと
【ゆ】勇気は体験から生まれること
【よ】余裕がないと人を傷つけること
【ら】ライバルがいたほうが良いこと
【り】リラックスを心がけること
【る】ルールを破っても良いこと
【れ】冷静になって考えること
【ろ】ロマンを忘れないこと
【わ】わかっているのとできるのは違うこと

 

もしも世界にイケメンしかいなかったら

もしも世界にイケメンしかいなかったら

 


by Tymtoi

 

 

大学4年になり、あっという間に大学生活も終えようとしていた。

 

今は就職活動中で毎日いろいろな企業を回っている。

 

面接まではいくものの、内定はもらえていない。

 

 

大学は世間で言われる2流大学。

 

必死に受験勉強を頑張り、滑り込みで入った。

 

これまで特に大学に対して不満はなかった。

 

だけど、就職活動で一流大学の人が優遇されている様子を見ると、

 

「もっといい大学に入っていれば」と思うことはある。

 

 

就職活動では大学時代や自分の強みや弱みについて考える機会が多いが、

 

自己分析をするたびに、学生生活を後悔してしまうことが多い。

 

 

「留学をすればよかった」

 

「勉強をすればよかった」

 

「もっと遊べばよかった」

 

 

特に僕の恋愛は失敗ばかりだった。

 

大学のキャンパスで付き合っている友達を見ると、正直うらやましかった。

 

そんな僕でも彼女を作ろうと頑張っていた時もあったが、なかなかうまくいくことはなかった。

 

 

アルバイト先で知り合った女の子をデートに誘っても「みんなで行こう」とやんわり断られたこともあった。

 

大学の授業で声をかけて仲良くなった子と何とかデートまでこぎつけたとしても、

 

他に好きな人ができてしまい、付き合えなかった。

 

 

その好きな人はダメ男で僕の知り合いだった。

 

テニスサークルに所属し、学校には全く来なくて1留するようなやつだった。

 

「なぜ、こんな奴を好きなのだろう」と思っていた。

 

 

「好きな人に好きになってもらう」

 

 

世の中でこれほど難しことはないのではないかと思った。

 

恋愛がうまくいかないたびに、自分に言い聞かせていたことがある。

 

 

「自分はイケメンではないから仕方がない」

 

 

「恋愛でもうまくいかなかったのに就職活動で自分の入りたい企業から内定を貰えるのか」と不安になっていた。

 

今日もとりあえず就職活動の面接を受けていた。

 

1日2回も面接を受けていると疲れる。

 

 

帰宅して、企業の採用結果を確認するためにパソ コンを眺めていた。

 

企業からの採用結果のメールをチェックすると不合格。

 

すると、LINEにメッセージが入っていた。

 

 

「結果はどうだった?」

 

 

以前に集団面接で知り合った人からだった。

 

僕とは違って、一流大学に通っていて、イケメン。

 

いかにもモテそうなオーラが漂っていて、ボクは嫌いだった。

 

 

集団面接が終わった後も、面接が一緒だったきれいな女子学生に声をかけていた。

 

連絡先の聞き方もスマートだった。

 

その人だけではなく、面接を受けた全員とLINEの連絡先を交換していた。

 

 

僕は連絡先だけ交換して、女性だけにコンタクトをするのだろうと思っていた。

 

そのため、彼から連絡があったので少し驚いた。

 

 

「ダメだったよ。そっちはどうだった?」

 

「通過したよ。残念だったね。まだまだ次もあるから頑張ろう」

 

 

彼は悪気があったわけではないかもしれない。

 

試験に落ちたせいで卑屈になっていたこともあり、彼をブロックすることにした。

 

心の中で「イケメンだから仕方がない」と思っていた。

 

すると、部屋の天井の方から声が聞こえてきた。

 

 

「お前はイケメンになりたいのか」

 

 

部屋を見渡すと、おじさんが浮かんでいた。

 

びっくりしながら、恐る恐る声をかけてみた。

 

「誰ですか?」

 

「久しぶり」

 

「え、初めてですよ」

 

「神様だよ。覚えていないのか?」

 

「いや、覚えているも何も・・・」

 

「あっ、そっか。記憶を消してしまったから覚えていないのか」

 

「何の話でしょうか」

 

「すまん。すまん。忘れてくれ。お前はイケメンになりたいのか」

 

「なれればいいですけど」

 

「そうか。じゃあ、イケメンになろう」

 

「どうやったらですか?」

 

「そんなの簡単だよ。私の力をもってさえすれば」

 

「そうなんですか。すごいですね」

 

「でも、制約がいろいろあるんだけど。まず、1日しかイケメンになることはできない」

 

「そうなんですか」

 

「それでもイケメンになりたいか?」

 

「なれるものなら」

 

「ちなみにどんなイケメンになりたい?」

 

「そ う言われると、難しいですね」

 

「イケメンの定義は人それぞれだからな。有名人で考えた見たらどうか」

 

「そうですね・・・じゃあ、キムタクでお願いします」

 

「わかった。キムタク風にしておこう」

 

 

すると、部屋がまぶしい光で包まれ、神様はいなくなり、私は意識を失ってしまった。

 

数分ほど経過して、僕は目を覚ました。

 

 

部屋を見渡すと何も変わらないように思えた。

 

しかし、鏡を見た途端、明らかに違うことに気づく。

 

本当にキムタク風のイケメンになっていた。

 

 

まるで自分の部屋に知らない人がいるような気分だ。

 

 

何か自信が満ち溢れているような気がした。

 

とはいえ、イケメンになってもすることはなかった。

 

とりあえずテレビを見ることにした。

 

 

すると、不思議なことに気づく。

 

僕以外の人もイケメン、美人になっていた。

 

 

恋愛ドラマが放映されていたのだが、美男美女しか出ていない。

 

主役以外の脇役やエキストラも美男美女。

 

明らかに違和感があった。

 

 

まず、誰が主役なのかわかりづらい。

 

 

モテない役でも、いじめられ役でも、美男美女が演じているため全くリアリティがない。

 

美男美女ではない人がいるからこそドラマの魅力が増すのだと思った。

 

人にはそれぞれ役割がある」と学んだ。

 

 

明日の面接があるため、早く寝ることにした。

 

元に戻っているのではないかと思い、朝起きるとすぐに鏡の前に立つ。

 

イケメンのままだった。

 

 

顔を洗い、髪を整え、スーツを着て、面接の支度をすると、最寄の駅へ向かった。

 

道を歩くたびに美男美女しか見かけない。

 

最初は「こんなところにも美女がいる」と喜んでいた。

 

 


Gokhan Altintas

 

 

しかし、だんだんそんな風にも思えなくなった。

 

よく「美人は3日で飽きる」と言われるが、まさにその通り。

 

美男美女を目にすることが「当たり前」になっていた。

 

 

当たり前となった途端、価値はなくなる。

 

 

それを痛感したのが面接だった。

 

いつものように企業の集団面接を受けていた。

 

面接官も同じ面接を受けている人もイケメンもしくは美女。

 

 

写真と実物が違うすぎるのではないかと思っていたが、

 

なぜか証明書の写真は昔の自分のままでも大丈夫だった。

 

神様の計らいなのかもしれない。

 

 

これまで僕は集団面接を受けてイケメンを見るたびに「イケメンだから有利だろうな」と思っていた。

 

でも、いざ同じ立場になるとそう思えない。

 

中身で勝負することになる。

 

 

いくら外見が良くなっても、僕の話す内容は変わらなかった。

 

数少ない学生時代に頑張ってきたことを話すだけだった。

 

 

そんな僕とは対照的に隣にいるイケメンは流暢に

 

「部活で主将をつとめて、全国大会に出場したいこと」など頑張ってきたことについて話す。

 

とても自信に満ち溢れていた。

 

 

イケメンは外見だけではなく努力が必要なのだ。

 

自信が人を惹き付けるのだと思った。

 

 

僕はイケメンではないことを言い訳にして、現実から逃げていた。

 

情けない気持ちでいっぱいだった。

 

 

面接が終了し、面接会場のビルから出ると、神様が満面の笑みを浮かべて待っていた。

 

 

「わかったようだな」

 

「何がですか」

 

 

僕は現実を認めたくなかったため、知らないふりをした。

 

 

「もう気づいただろう。 今までお前が『言い訳』をして逃げていただけだと」

 

「そんなにストレートに言わなくても」

 

「人には役割がある。それを全うするだけでいいんだ」

 

「確かにそうですよね。みんな同じだったらつまらないですよね」

 

「違いがあるからこそ面白い。お前がイケメンになろうとしたように、自分から他人になろうとする必要はない」

 

「ありのままの自分でいいのですよね」

 

「ただし、ありのままの自分を勘違いしてはいけない。ありのままとは努力しないことではない

 

「そうですよね。努力しないと『魅力』は生まれないのだと思いました」

 

「そうだ。自分を磨き続けることで『違い』が生まれ、魅力につながる」

 

「言い訳を考えている暇があれば、自分を磨く努力をします」

 

「努力していれば、顔つきも良くなってくるものだ。ココシャネルはこのような言葉を残している。

 

20歳の顔は自然から授かったもの。 30歳の顔は自分の生き様。 だけど50歳の顔には、 あなたの価値がにじみ出る』」

 

「顔は自分で作るものなんですね。」

 

「やっとわかったようだな。じゃあ、もうイケメンである必要はないな」

 

「でも、もう少し味わいたいですが・・・」

 

「戻すぞ!」

 

 

僕はあっというまに「いつも」の自分に戻っていた。

 

それから僕は就職活動で「言い訳」をするのはやめた。

 

自分ができるかぎりのことを全てやった。

 

第2志望の企業だったけど、内定をもらうことができて就職活動を終えた。

 

 

あなたは言い訳をしていませんか?

 

 

 



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<感想>
  • 前向きに生きていけるような気がします(^o^)
  • なんか、すごく切なくてでもその気持ちもすっごく分かってかなりジーンときました!
  • どの歌も心に響きます(*^_^*)
  • 勇気が出てくる、素敵な言葉がたくさんありました。ありがとうございました。

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