もしも願いが3つ叶うならどうしますか?「人生で大切なこと」が学べます。

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19歳までの自分が願ったこと


byMoyan_Brenn

 

私は浪人中だ。

 

大学受験に失敗して、何となく予備校に通いながら勉強をしている。

 

彼女もいないし、趣味もないので、

 

予備校時間の以外は自宅で過ごすことが多い。

 

 

いざ自宅で勉強しようとすると、

 

つい漫画を読んでしまい、あっという間に時間が過ぎていく。

 

 

ダメだと思いつつも、夢のような世界に浸れるのでやめられない。

 

漫画では「願いごとを何でも3つ叶えてくれる」なんて話もあるが、

 

本当に叶えてくれるなら叶えて欲しい。

 

 

「じゃあ、叶えようか?」

 

 

突然、部屋の中から声が聞こえてきた。あたりを見渡すと誰もいない。

 

 

「ここだよ。ここ」

 

 

部屋の天井を見上げると、野球ボール1つ分ぐらいの大きさなのに、

 

タンクトップと短パン姿のマッチョなおじさんが浮いていた。

 

明らかに怪しかった。

 

 

「誰ですか?」

 

「かみさまだよ。か・み・さ・ま」

 

「本当に?うさんくさい」

 

「よくみなさい。わっかがついているだろ」

 

「あまりにもベタ過ぎじゃ・・・」

 

「信用しないんならいいよ。帰るから」

 

「いや、ちょと待って。もう少し話そうよ」

 

「そうか。少しだけいようかな。お前のために来たんだし」

 

「そうなの?」

 

「だって、お前は悩んでいるだろう?」

 

「悩んでいるというか悩んでいないというか・・・」

 

「どっちなんだ?もう帰るぞ」

 

「いや、悩んでいます。悩んでいます。むちゃくちゃ悩んでいます」

 

「そうなのか?」

 

「本当です。何もかもうまくいなくて・・・」

 

「それは大変だな。だからやってきたんだけど」

 

「ありがとうございます。ちなみに本当に叶えてくれるんですか?」

 

「本当だよ。何でも叶えられるよ、ボクなら」

 

「本当ですか?じゃあ、ボクの望みを叶えてくださいよ」

 

「どうしようかな〜さっき疑われたし・・・」

 

「そこをなんとか」

 

「3つだけ叶えてあげよう」

 

「そんなにいいんですか?ありがとうございます!」

 

「じゃあ、1つめは何だ?」

 

 

お願いしておきながら自分の願いをすぐに言えなかった。

 

やりたいことがないからだ。

 

これまで私は何も目標もなく生きてきた。

 

 

そして、充実しているまわりの人を羨むだけで、何もしようともしなかった。

 

そんな自分が情けないと思いつつも、今まで読んだ漫画を思い出しながら、

 

神様に願いを伝えることにした。

 

 

「不老不死になりたいです」

 

「なんか子供みたいな願いだな。その他はないのか?」

 

「すみません!今は思いつきません。残り2つは後でも良いでしょうか」

 

「わかった!そうしよう。では、まず1つ目の願いを叶えよう」

 

神様は目を閉じて念じているようだった。

 

「はい、終わり。お前の願いを叶えた」

 

「えっ!もう叶ったのですか?」

 

「そうだよ」

 

「でも、全然わからないのですが・・・」

 

「ともかく、忙しいので帰るから」

 

「えっ。そんな」

 

 

神様はいなくなってしまった。

 

正直、ボクは信じられなかった。

 

いつもどおりの生活に戻り、受験勉強をしていた。

 

 

いつしか大学へ合格することに夢中となり、神様への願い事を忘れていた。

 

勉強の末、何とか第3志望の大学に入れることに。

 

浪人しても第一志望の学校に入れない。自分の人生を象徴しているようだった。

 

神様のへ願いが叶ったと思ったのは30歳になった時だった。

 

 

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