もしも願いが3つ叶うならどうしますか?「人生で大切なこと」が学べます。

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400歳までの自分が願ったこと


guillaume.m

 

 

今まで「自分の時間が欲しい」と思っていたので、

 

一人でいることは苦ではなかったが、

 

心の支えになるような家族が欲しいと思うようになった。

 

 

今さらだが、婚活をすることにした。

 

正直、お金もあるし、有名だったので女性からモテていた。

 

女性はステータスに弱いのだと思った。

 

 

「『低姿勢、低依存、低リスク、低燃費』の4低が良い」

 

 

と言われる時代もあったが、いつの時代も「3高」が人気だ。

 

 

「高学歴・高収入・高身長」

 

 

しかし、私は高学歴でもないし、高身長でもない。

 

私の一番のセールスポイントは高収入だ。

 

 

ただし、高収入の人がモテる理由はお金だけではない。

 

何よりも自信があるからだ。

 

自分さえも信じない自分を他人に信じてもらえることはない。

 

 

たとえ「根拠のない自信」だってかまわない。

 

まずは自分を信じること。

 

たいてい自信は何か成し遂げたときに生まれる。

 

 

私には自信があった。

 

 

だけど、1つだけ恋愛がうまくいかない問題がある。

 

「年齢」が高すぎることだ。

 

自分の年齢を言うと、相手の女性が引いてしまう。

 

 

「どうして女性は相手の年齢を気にするのだろうか」

 

 

価値観が合わない、生理的に難しいなど理由は考えられる。

 

何よりも「相手が先に死んでしまうから」かもしれない。

 

 

しかし、私はずっと若いし、死なない。

 

 

むしろ、相手のほうが歳をとり、先に死んでしまう。

 

相手に不老不死のことを伝えることができず、

 

女性を口説こうと思ってもうまくいかない。

 

 

いつものように合コンが終わり、

 

自宅に向かいながら「今日も収穫はなかった」と反省していると、

 

また神様が目の前に現れた。

 

 

なぜか、隣には神さまと同じぐらいのサイズのかわいらしい女性がいた。

 

神様は馴れ馴れしく、その女性の肩に手を回しながら声をかけてきた。

 

 

「なかなか結婚できないようだな」

 

「そうなんですが、その隣にいるのは誰ですか」

 

「天使だ。かわいいだろう」

 

「そうですね。ちなみに彼女なんですか?」

 

「と・も・だ・ち」

 

「そうは見えないですけど」

 

「それはともかく、なかなか婚活がうまくいかないみたいだが。結婚相手を探してやろうか」

 

「そんなこともできるのですか」

 

「お前が『理想の人と結婚したい』と願い事をすれば、今すぐにでも結婚できる。お前の理想の人はどんな人だ?」

 

「そうですね・・・」

 

 

神様にタイプを聞かれてすぐに回答できなかった。自分の理想の人がわからなかった。

 

 

「タイプがわからないのに、ゴールも明確ではないのに婚活を頑張っていたのか」

 

「結婚というゴールはありましたが、具体的にどのような人と結婚したいかまではイメージできませんでした」

 

「ゴールを具体的にイメージできないと達成することはない。たとえ運命の人が目の前を通り過ぎても、どのような人かわかっていなければ気づきもしない。そもそもどこに辿りつけばいいのかわからなければ、頑張れないだろう」

 

「確かにそうですね。恋愛はスポーツと違ってコーチを雇うわけにいかないですし、難しいですね」

 

「そうかもしれないな。でも、今のお前はどんな人と結婚したいのかイメージできないので願うことさえできないな。とりあえず、自分で頑張れ!」

 

「わかりました」

 

 

神様は天使とイチャイチャしながら去っていった。

 

自宅に帰って、理想の女性のタイプを考えてみた。

 

 

「やさしい」「明るい」「笑顔が素敵」

 

 

どれもよく聞かれるものばかり。

 

いくら考えても自分のタイプがわからない。

 

時間だけはたくさんあったので、毎日、毎日、いろいろな女性に会うことにした。

 

女性と会うたびに

 

 

「どうして自分はダメだと思うのか?」

 

「どうして自分はどうして良いと思うのか?」

 

 

を考え、そうしているうちに理想の女性像が見えてきた。

 

しかし、自分のタイプがわかっていても、

 

相手がどのように思うかはわからない。

 

 

何度も何度も女性に振られ続けた。

 

女性から「ダメよ〜ダメダメ」と言われたとしてもアタックした。

 

すると、付き合えることだってあった。恋愛は押してみることが大切。

 

 

心理学には好意の返報性という考えがあるが、

 

人は好意を伝えれば相手がそれに応えてくれて好きになってくれるというもの。

 

ただし、あまりにもしつこいと反対に嫌われる。

 

 

相手が何を求めているのかを見極めることだ。

 

アップルの創業者スティーブジョブズは恋愛についてこのように述べていたことがある。

 

 

「美しい女性を口説こうと思った時、

 

ライバルの男がバラの花を10本贈ったら、

 

君は15本贈るかい?

 

そう思った時点で君の負けだ。

 

ライバルが何をしようと関係ない。

 

その女性が本当に何を望んでいるのかを、

 

見極めることが重要なんだ」

 

 

私は100年ぐらいかけてじっくりと理想の結婚相手を探し続け、

 

ようやく奥さんを見つけることができた。

 

 

焦ってよいことはひとつもない。

 

 

じっくり時間をかけるべきだ。

 

離婚が多いのは自分の年齢や相手の年齢を気にしすぎるからだと思う。

 

相手のことをしっかりと見極めずに焦って結婚すれば、離婚につながる。

 

 

200歳ぐらいになれば、相手が何歳だろうと関係ない。

 

アラサーだろうと、アラフォー、アラフィフだろうと気にしない。

 

これまでに3万人の女性と会ったが、

 

一生で出会う人数についてよく言われることがある。

 

 

「何らかの接点を持つ人が3万人。

 

そのうち近い関係が3000人。

 

さらにそのうち親しく会話を持つのが300人。

 

友人と呼べるのが30人。

 

親友と呼べるのが3人」

 

 

まずは出会うことから始まる。結婚して思ったことは条件が多すぎると、

 

なかなか上手くいかない。

 

 

 

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