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3ヶ月以上選考に落ち続けた学生の自己PRがよくなった理由
3か月間、ある学生は同じ内容の自己PRを企業に提出し、すべての企業の選考に落ちました。
その間、選考に落ちるたびに表現は変えるものの、全くエピソードを変えようとしません。その後、今までの就職活動を反省し、自己PRのエピソードを変えました。すると、それまでのことが嘘のように選考が進み、志望企業から内定をいただきました。一見するとハッピーエンドのように思えますが、とても恐ろしいことです。
もしもエピソードを変えなければ、内定をいただくことはできませんでした。特にこのような人は自己PRを1つしか作らず「これしかない」と決めつけています。そのエピソードの大半が「サークル」もしくは「アルバイト」。本当に頑張ってきたことなら良いのですが「ウケがよさそうだから」という単純な理由でこだわることが多いもの。
しかし「自己PRの評価」を決めるのは採用担当者。あらゆる可能性を吟味して、自己PRを作成しなければなりません。そのために自己分析を行い、過去の経験・エピソードを振り返り、複数の自己PRを作ることが大切です。量が質を生みます。
あなたは自己PRを何個作りましたか?
最初から自己PRを箇条書きで書かない
「1を知っていれば、1を教えることはできません。100を知っていなければいけません。(できる人の教え方)」
人に教えるためには教える人以上に知っていること。エントリーシートや面接でも、採用担当者に自分を伝えるためには担当者以上に自分にを把握する必要があります。
しかし、意外と自分のことは知っているようで知らないもの。自分を知るための努力を惜しんではいけません。よく自己分析を怠たる人の「自己PRの間違い」として「箇条書きで自己PRを書くこと」が挙げられます。
箇条書きは相手に自己PRを読みやすくするためにとても良い方法です。しかし、そのような人の箇条書きのエピソードは抽象的なことばかり。例えば、飲食店でアルバイトをした人であれば、「お客様をいつも笑顔にしました」「効率的にスケジュールを管理しました」など書いています。その人の良さが伝わってきません。
まず、自己PRを書く際には文章が長くなっても良いので、箇条書きを使用せずに書くこと。それから「見せ方(箇条書きを使用すべきか)」を考えます。あなたは最初から箇条書き書いていませんか?
自己PRを作る際には強みから考えないこと
自己分析を行い「自分の強み」を見つけて、それを確実に裏付けるエピソードがあれば、簡単に自己PRを作成できます。自己PRが簡単に作成できない人は「自分の強み」がわからない場合が多いもの。それには理由が2つあります。
まず、過去の経験についてしっかり振り返っていないこと。素晴らしい経験をしているのに「自分には強みがない」と思いこみ、過去について詳しく考えていません。「今まで頑張ってきたこと」や「夢中になってきたこと」を振り返れば、「強み」が見つかるかもしれません。
次に、勝手に自分の強みを「これだ」と決めてしまうこと。その強みに合うような経験(エピソード)を無理して探します。それをもとに自分の強みを裏付けようとするため、納得することはありません。自信のなさや不安が相手に伝わり、自己PRの評価は低くなります。さらに自信をなくし、「自分の強みがわからない」と悩むことに。
そのような悪循環にならないためにも、しっかり自己分析を行い、自分の過去を振り返ること。強みからエピソードを探すのではなく、エピソードから強みを探します。あなたの強みは何ですか?
塾講師の自己PRはよいのか
よく見かける自己PRのエピソードで「塾講師」があります。複数の相手(生徒)に教えることから、コミュニケーション力が身につくアルバイトです。生徒に理解できるように伝える必要があり、そのための教材作りや準備はとても大変です。
しかし、塾講師の自己PRのほとんどが結果(生徒の合格数・点数アップ)ばかり強調し、「努力の部分」がし書かれていないもの。
「例えば、ある生徒が模擬試験で偏差値27という衝撃的な成績をとってきた時も、問題点をリストアップして、それまでの授業方針を見直して基礎に的を絞った授業を行なうようにしました。その結果、次の模擬試験では偏差値を20アップすることが出来ました」
一番相手が知りたいのは「プロセス」です。人に教えるのはとても大変なこと。その経験を採用担当者に伝えましょう。中退者でもどんな若者でも受け入れる理容室「パンダ理容室」のマスター末好さんはこのような話をしていました。
「地位を残す、財産を残す、人を残す。どれでもいいけど、人を残すことは一番難しいぞ」
今まで塾講師として学生に勉強をわかりやすく伝えていたはずですが、今度は自分について担当者にわかりやすく伝えましょう。あなたは塾講師のアルバイトをしていますか?
日本一な自己PRの作り方とは
53年ぶりに中日が優勝しました。MVPは中村紀洋選手。これほど感動的なドラマはありません。中村選手は中日ドラゴンズに育成選手として年俸400万円で入団し、一番下っ端の選手から「日本一の選手」に輝きました。
人を感動させるには「ギャップ」が大切です。ゼロからプラスの場合とマイナスからプラスの場合では全く印象が異なります。
自己PRでも結果・成果など素晴らしいことばかり述べるのではなく、どれだけ困難な状況だったのかを述べると、あなたの魅力や人間性が担当者に伝わりやすくなります
特に「塾講師」「カフェのアルバイト」「コンビニエンスストアのアルバイト」「飲食店のアルバイト」などのエピソードは他の人と似てしまうため必要とされます。あなたは素晴らしさだけ伝えていませんか?
なぜ自己PRでは徹夜について書かないほうが良いのか
「体力」をアピールする場合、「部活動・スポーツ」で説明する人が多いです。その次に見られるのが「徹夜」について。 体力だけでなく「どんなことでも成し遂げること」をアピールしています。
しかし、「なぜ徹夜をしたのか」を考えると疑問が残ります。例えば「3日間徹夜をして、ゼミで共同論文を発表して賞を頂きました」という文章があるとします。あなたは「頑張ってくれそう」「ガッツがありそう」など思ったかもしれません。
見方を変えると「スケジュール管理ができていない」とも考えられるかもしれません。あらかじめメンバーと協力してスケジュールを調整して論文に取り組めば、徹夜することはなかったはず。
仕事でも残業して頑張ることがよいとは限りません。残業せずに仕事を終わらせる人が本当の仕事ができる人。つまり「徹夜」をアピールすると自分のスケジュール能力のなさをアピールしているようなもの。
あなたは徹夜をアピールしていませんか?
自己PRでは奇抜なエピソードが良いとは限らない
「ガンジス河でバタフライ 」
長澤まさみさん主演のドラマですが、タイトルを見たときにとても興味がわきました。偶然、ストーリーも就職活動の面接で「ガンジス河でバタフライ をしました」と嘘を言ってしまい、実現させるために本当にインドへ行ってしまうというもの。
本当の就職活動で自己PRをしたらどうなるでしょうか。ドラマではただウケを狙って話していましたが、この後、何を話をするかによって評価は変わります。
例えば、「行動力があること」をアピールするのであればPRとして成立します。例えば、ガンジス川でバタフライをするまでの計画、それに至るまでの苦労話をすれば、とても説得力があるでしょう。
エピソード自体を強調して話すのではなく、体験したからこそわかることを伝えると、さらに魅力的な自己PRになります。自己PRを書く際には奇抜なエピソードに頼らないこと。あなたは奇抜なことをしていませんか?
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