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メールでアドバイスする上司が危険な理由

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メールでアドバイスする上司が危険な理由

「伝える」と「伝わる」のは異なります。特に「伝えたつもり」はとても危険です。例えば、上司がメールで部下を注意した場合。

 

「もう少し発表をする際にはゆっくり話したほうがいいよ」

 

上司からすれば事実を述べているかもしれません。しかし、部下からすると、「すでにゆっくり話している」と思っているかもしれません。

 

ゆっくりというのは人によって基準が異なります。もっと具体的に部下に伝える必要があります。

 

「アナウンサーのように1分間で200文字ぐらいの早さのほうがいいよ」

 

とはいえ、具体的に伝えているため、部下はイメージしやすいですが、不自然なコメント。そもそも伝える内容だけではなく、伝え方も悪いのです。

 

メールの怖いところは一方通行になりがちなこと。

 

たとえ、部下が「承知しました。以後気をつけます」とメールの返信があったとしても、本人が納得してるとは限りません。

 

メールは説得になりやすい傾向にあります。人は説得されては動きません。納得することで動きます。では、どうしたら納得するのでしょうか。

 

相手の思いを汲み取ること。できることであれば、部下と1対1で会って、部下の話を聞くことが大切です。

 

「話すのが早いように思えるのだけど、原因はあるのかな?」
「敬語で話そうとすると緊張して、焦ってしまいまして」
「焦ってしまうのか。焦らないためにはどうすればいいと思う?」
「事前に準備をしておくことですかね」

 

自分で考えたであれば、納得しやすくなります。せめてメールを送るときでも「こうしたほうが良い」とアドバイスをするより「どうしてそうなるのか」と原因を聞いたほうがよいです。

 

部下だけではなく、コミュニケーションをするときは一方通行にならないことが大切です。

 

あなたは一方通行になっていませんか?

 

 

 

 

 

 

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