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自己PR例文集「サークル」

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自己PR例文 バンドサークル

自己PR例文 バンドサークル

 

私は組織力を向上する事が出来ます。私が所属するバンドサークルには積極的に仕事をする部員が少なく、活気の無い組織でした。そこで私は、全部員の意見を聞くことで、仕事分担をより明確にする必要性を感じ、以下の三制度を提案しました。

 

・各自担当楽器の管理責任を持つ、「パートリーダー制度」
・一人につき必ず一つの係りに着く、「一部員一役職制度」
・「思った事は何でも言う制度」

 

これにより、部員は責任と目的意識を持って行動するようになり、他サークルとの合同ライブ企画など、積極的な活動をする組織に変身を遂げました。

 

【コメント】

 

「私」という文言が多く、字数がもったいないため(自己中心的な印象があるため)1つにしましょう。

 

上手にまとめられているのですが、箇条書きの部分がありきたりです。文字数が少ない自己PRの場合、素晴らしいコピー(エピソード)がないと箇条書きはお勧めできません。

 

今のままあなたが何をしてきたのかがわからないため、どれか1つに注目して、その時の苦労や自分で考えて行動したことなど具体的に書きましょう。

 

 

自己PR例文 ダンスサークル

自己PR例文 ダンスサークル

 

明確なビジョンの共有で人を動かします。所属していたダンスサークルの3回生での引退公演の一ヶ月前、3回生の気持ちはバラバラでした。後輩にサークルの良い伝統を伝えるためにも、3回生をまとめるために、まず幹部と共にサークルのビジョン「ダンスと公演を通じて感動を共有する集団」を策定しました。さらに、決起集会と題した3回生だけの飲み会を開き、そこでもう一度ビジョンの策定を全員で行いました。全員で行うことで納得した上でビジョンを共有することができ、結果3回生100人は一つにまとまり、公演は成功を収めました。(250字)

 

【コメント】

 

エピソードを意識しすぎてキャッチコピーがわかりづらいです。ビジョンを共有するために自分のどのような強みを発揮したのかを考えましょう。また、ビジョンの共有が飲み会だけでは説得力に欠けます。良い伝統とありますが、どのような伝統なのかを説明し、それを伝えるための苦労、そして、頑張ってきたことを具体的に書きましょう。

 

 

自己PR例文 サークルの飲み会

自己PR例文 サークルの飲み会

 

私は周りから「面倒見のいい人」と言われます。サークルの飲み会では全体を見渡し、飲みすぎている人がいないかを気にかけています。飲みすぎやペースが速いと感じた人には、近くの席に移動しソフトドリンクを渡して様子を見たり、周りの人にもあまり飲ませないようにしてあげて、と声をかけています。余計なお世話かと思うこともありますが、後日、面倒を見た人に「あの時はありがとう」などと言ってもらえます。(184文字)

 

【コメント】

 

自己PRは自分の一番の強み、学生時代に頑張ってきたことを書くもの。学生時代に頑張ってきたことが「飲み会の介抱」ではアピールにならないのではないでしょうか。もし、面倒見が良いのであれば、他の時でも強みを発揮しているはず。過去の経験を振り返り、自己PRを書き直しましょう。

 

自己PR例 サークル

 

自己PR例 サークル

 

私には目標を達成する力があります。私は深刻な部員不足に悩まされ、皆が満足に活動も行えなかったため、○競○技○名○サークルの「新入生勧誘活動を成功させ、活性化させる」という目標を設定しました。目標達成のためにはサークルの知名度を上げること、人数不足を補うことの2点が必要となりました。そこで私は、部員一人一人が看板となれるような勧誘方法の改善と、同連盟に所属する他大学生一人一人に協力を呼び掛けました。勧誘当日には10名の他大学生の協力を得、近年では最大の9名の新たな仲間を迎え入れる事ができました!(249字)

 

【コメント】

 

「!」のような表現は幼いのでやめましょう。

 

「〜力」というのはありきたりな表現であるため控えましょう。「目標を達成するために自分のどのような強みが活かされているのか」を踏まえて「キャッチフレーズ」を考えましょう。

 

目標から問題点を発見したところまでの流れは良いのですが、前置きが長いため、「自分がしてきたこと」があまり書かれていません。部員一人一人が看板となれるような勧誘方法の改善とはどのようなことなのか、もっと具体的に書きましょう。

 

「得、」のような表現はありませんので修正したほうがよいです。

 

 

自己PR例文 テニスサークル

自己PR例文 テニスサークル

 

私は漠然とした目標を実際の行動に移せます。テニスサークルでの活動において、会計に就任し、「無駄な出費を抑え、還元し、サークル活動にかかる費用を安いと感じてもらうこと」を目標としました。このため、支出の大部分を占めるコート代を減らすことを考え、安いコートを探しました。特に区営コートに注目し、今までの半額以下のコートを見つけ出したことで、コート代を10万円以上減らすことに成功しました。この分を、幹部最後の打ち上げ会で、還元した結果、例年は20名程度である3次会参加者が、60名にまで増えました。(247字)

 

【コメント】

 

キャッチコピーがわかりづらかったです。目標は漠然とそのままにせず、しっかりと「目標」を決めて確実したほうが良いのでは?

 

支出の原因をつきとめ、改善しようとすること(目標)は素晴らしいです。しかし、結果(三次会のメンバーが増えたこと)が唐突で目標につながりません。サークルの部員の増加、サークルの退会者の減少など、何のために削減したのかわかるように「結果」を書きましょう。

 

自己PR例 軍隊サークル

 

自己PR例 軍隊サークル

 

大学生活では"軍隊サークル"と呼ばれるサークルの活動に9割以上参加するとともに、週4日は曜日固定制シフトの接客のアルバイトを経験しました。アルバイトでは、マニュアル通りの接客スタイルと実際にお客様がのぞむ接客内容とでは異なる場合もある点に気づかされ、お客様の目線で仕事について考える姿勢を身に付けることが出来ました。一人ひとりが違った考え方を持っていることを意識し、"そのお客様"がのぞむ接客スタイルとは?など、常に自分に問いを投げかけ、よりよいサービスの提供が出来るよう日々試行錯誤しています。(248文字)

 

【コメント】

 

質問の意図がわからないようにも捉えかねませんので、「自分の強み」を最初に述べましょう。

 

「軍隊サークル」というフレーズは興味を引くのですが、アルバイトのエピソードがありきたりになっています。サークルについての文章は削除して、アルバイトのエピソードに特化したほうが良いです。例えば、「お客様がのぞむ接客スタイル」とは何か、よりよりサービスとはどのようなサービスなのかなど、もっとエピソードを具体的に書きましょう。それから、自分の強みについて考えてみるとよいです。

 

 

自己PR例文 サークル

自己PR例文 サークル

 

成長を遂げる近道を知っています!
練習時間の限られるサークル活動では、ガムシャラに努力するだけでなく「効率良く成長する」ことが重要だと考え、自分のプレイを客観視し、「何故必要だったのか?」と分析することを心掛けました。また、自己満足で終わらせない為に、練習内容や反省点をブログに載せチームメイトや他チームの友人からアドバイスを貰えるよう工夫しました。そうすることで自分を良く理解し、同じ失敗を繰り返さなくなり成長に繋がります。現在も、京都府ベスト4のチームをレギュラーとして支えています!(243字)

 

【コメント】

 

何のサークルなのか記入したほうが相手がイメージしやすくなります。

 

「!」という表現は幼いためやめましょう。エントリーシートは「ビジネス文書」と同じです。

 

WEBを活用してフィードバックをもらう工夫は素晴らしいですが、そのほかはほかのことが行っていそうなことです。強みを伝えるためには、どのようにして効率よく成長させるために努力してきたのかをもっと詳しく書いたほうが良いでしょう。

 

自己PR例文 レースカーサークル

 

自己PR例文 レースカーサークル

 

何事にも粘り強く挑戦します。レースカーを製作するサークルでは、胴体性能の向上に挑戦しました。ネットなどから、1000種類以上のデータを集め、1個ずつソフトにかけ最適なデータを絞り分析・改良し、抵抗を減らす基礎データをまとめました。また、胴体の外観や運転手の乗り心地、安全性についても徹底的に意見交換し追求しました。除去した危険部品の機能をカバーするために、今までの要求を満たす材料、構造を試行錯誤し見つけ出しました。結果、無理だろうと言われつつも胴体の性能を向上させることができました。(243文字)

 

【コメント】

 

レースカーに関する言葉や作業内容が多く、なかなかイメージがわきませんでした。まず、誰にでもわかるような表現を心がけましょう。
例)

 

ネットなどから、1000種類以上のデータを集め、1個ずつソフトにかけ最適なデータを絞り分析・改良し、抵抗を減らす基礎データをまとめました。

ネットや●●などから1000種類以上のデータを集め、最適なデータを●種類に絞り、風?の抵抗を減らすデータをまとめました。

 

採用担当者が知りたいのは「レースカーの話」についてではなく、「あなたがどのような人か」です。「1000件のデータ収集」の話から「粘り強さ」は伝わりますが、もっとサークルに取り組む姿勢、工夫するために自分が考えてえていたことなど、レースカーの作業内容よりも自分について文字数を割いたほうが良いです。

 

自己PR例 サークル

 

自己PR例 サークル

 

周りを巻き込んで環境を変化させることができます。学生会の組織再編でサークルの体育館使用が週1コマに減らされた背景に、学生全員の意見を聞くことなく学生会の独断があり、説明をもとめるも相手にさせませんでした。そこで他のサークルと交流をもちサークル間の結束を強める事で、独自のサークル会を設立しました。そして次に、意見書を提出するかたちで学生会と話し合う機会を得ることができました。サークル会という組織も公式に認められ、学生会、体育会、サークル会が一体となり、どの学生にとっても充実した大学環境を作ることができました。(248字)

 

【コメント】

 

キャッチフレーズの後すぐに学生会の話が始まり、わかりづらいです。「私は○○○サークルに所属し、」のように自分はどのような立場なのか状況説明を書くか、「〜を達成しました」のように結果を書いて、文章の流れを作りましょう。

 

サークル会を設立し、公式に認められたのは素晴らしいですが、キャッチフレーズ(周りを巻き込んで環境を変化させたこと)が「自ら」周りに働きかけ、実行したエピソードがなく、説明できていませんでした。サークル会を作るために「自分」がどのように尽力したのか、例えば、ただ交流しただけに終わらず、どのようにサークル間の結束力を強めたのかなど「自分の行動」を具体的に書いて説明しましょう。今のままではサークル会を立ち上げたメンバーの誰もがこの自己PRを書けてしまいます。

 

「環境を変化させることできる」というフレーズ(強み)が今回のサークル会のエピソードにひきづられているような気もします。このエピソード以外にも環境を変化させたエピソードがあるかどうか再確認したほうがよいかもしれません。

 

 

 

自己PR例文 受験生応援サークル

自己PR例文 受験生応援サークル

 

「好奇心だけで終わらせない行動力」
持ち前の好奇心で様々な活動に参加してきました。
DVD撮影・編集から始まり、イベントの企画・運営、雑誌制作、チラシデザインの請負、ウェブサイトの作成にまちづくり活動に受験生応援サークルの設立。大学での新しい学園祭の立ち上げに協力した事も。学業面でも、私の入学年から導入された副専攻システムを利用し、専攻の心理学と同時に国文学のゼミを履修しています。これらの活動を通して得た50人以上の幅広い友人(地元のおじちゃんからイベントに参加してくれた小学生まで)は私の宝物です。(250字)

 

【コメント】

 

自己PRのお作法「欲望型」です。「事実」を羅列しただけになています。同じように両立されている人はいるのではないでしょうか?初めてこの自己PRを見た人は全て質問しないとわかりません。色々なことに挑戦していることは素晴らしいのですが、「学生時代1番頑張ってきたこと」に絞り、自己PRを書いてみましょう。

 

自己PR例文 文化祭サークル

 

自己PR例文 文化祭サークル

 

私は魅力を伝える伝道師です。文化祭サークルに所属した私は、休憩所がない文化祭に、楽しみながら一休みできるスペースを作りました。私は、お客さんを楽しませようとした会話から模擬店の存在しか知らず、文化祭を楽しめていない人に気付きました。私は、その場で紙を手渡し、他のメンバーの企画で、好きな人への想いを紙に書いてもらう企画へ参加してもらい、他にも面白い企画があることを紹介することをメンバーに提案しました。疲れた顔で休憩しに来たお客さんからは、「ありがとう」の言葉とウキウキした顔を得ることができました。(250字)

 

【コメント】

 

自己PRのお作法「オレオレ詐欺型」です。「私は」という文言が多いため削除しましょう。

 

問題提起(お客様が楽しまれていない)から提案という流れはわかありますが、時系列がバラバラで読みづらいです。もっと企画について具体的に書くと自己PRとしてよくなります。

 

例)

 

私は魅力を伝える伝道師です。文化祭サークルに所属し、文化祭では模擬店の存在しか知らないお客様に面白いイベントは率先して教えました。一人では限界があるので、サークルのメンバーにも紹介することを提案しました。「好きな人への思いを紙に書いてもらう企画」は評判で・・

 

 

自己PR例 服飾サークル

 

自己PR例 服飾サークル

 

私はその行動に意味があるのかが常に意識の中にあり、これと決めたことに打ち込みます。この思考により軸がぶれないことが一番の強みです。服飾サークルでの活動では、メンバーが自分の表現したいものに固執してしまいそうな時、コンセプトは何だったか、私たちは何を目指していたかかを問いかけ、皆の想いを一所に向けました。士気が下がっているなと感じた時には自ら率先して動き示すことで気づきを与えられるよう行動してきました。これが全体で一貫した世界観を持ったショーを可能としたと自負しています。(237字)

 

【コメント】

 

最初の文章(強みに関する文章)が長すぎて、よくわかりませんでした。「常に考え続ける姿勢」のようにもっと強みをコンパクトに書きましょう。

 

強みをちゃんと証明するには「行動」と「結果」を具体的に書くことが大切です。今のままではエピソードが抽象的ですので、「自ら率先して〜行動してきた」とありますがどのように行動してきたのか?、また、どのような世界観を持ったショーができたのかなど考えて、具体的に書いてみましょう。

 

そのようにエピソードをしっかりと考えて書いてから、自分の強みについて考えるとよいかもしれません。

 

イメージしやすいように「サークルでの役職」があれば、役職を書いたほうが良いです。

 

 

自己PR例文 サークルのOB会

自己PR例文 サークルのOB会

 

私は小さな改良の積み重ねにより大きな成果をもたらせます。サークルのOBが70人以上参加するパーティ(OB会)の総幹事を任された私は、例年以上にOBと現役生の交流を活発にすることでOB会を楽しんでもらおうと考え、現役生の席を数席、OB側のテーブルに配置しました。これがきっかけとなり、自ら、OB側のテーブルに席の配置を希望する現役生が現れました。この結果、例年は半分近くの方が一次会で帰ってしまうのに対し、ほとんどすべての方が二次会に参加してくださり、会全体で25万円の黒字を出しました。(249字)

 

【コメント】

 

キャッチコピーと具体例が合っていません。「小さな改良の積み重ね」と書いていますが、改良のエピソードが1つしかありません。OB会のエピソードを紹介しているだけになっています。OB会を楽しんでもうために行った「積み重ね」をもっと書きましょう。

 

1文当たりの文字数は少なくして、相手が読みやすいようにしましょう。

 

例)

 

サークルのOBが70人以上参加するパーティ(OB会)の総幹事を任された私は、例年以上にOBと現役生の交流を活発にすることでOB会を楽しんでもらおうと考え、現役生の席を数席、OB側のテーブルに配置しました。

 

 

70人以上集まるサークルのOB会では総幹事として、例年以上にOB会の交流の促進に貢献しました。まずは、テーブルの配置・・・・・・

 

「結果」がどれだけすごいのかがわかりません。比較できる情報を用意するとよいです。例えば、「毎年、赤字が100万円にもかかわらず、25万円の黒字になりました。」のように。

 

自己PR例文 政策討論サークル

 

自己PR例文 政策討論サークル

 

私は「相手に認められる」ために必要な行動をおこしてきました。というのも、大学3年間力を入れた政策討論サークルにて2つの心がけ、「相手の意図を掴む意識」と「意識に基づく行動」を身につけたからです。きっかけは少子化問題講演会の企画書を「冷たいね」の一言で一蹴されたことです。そこで、私は「自分たちの目で」を目標に、問題の現場、すなわち子育て支援センターを訪問し、その経験をおとした企画書を提出しました。その結果、1ヶ月後に「これだよこれ!」と認められ、会員・非会員を巻き込む講演会を成功させました。(245字)

 

【コメント】

 

「というのも」のような口語表現は使わないようにしましょう。前置き「私は〜からです」が長いです。「その経験をおとした」とありますが、面接官は「その経験」が何であったのかわかりません。自分が具体的に何をしてきたのかを書きましょう。必要のない文言を削除するとこのようになります。(強み)。政策討論サークルで少子化問題講演会の企画書を取り組んだ時には、一度却下された企画を復活させ成功を収めました。そのためにまず、・・・

 

自己PR例文 サークルの学習会

 

自己PR例文 サークルの学習会

 

私は自ら課題を設定し解決することができます。所属するサークルの学習会を開催しました。多くの人に参加し、成長して欲しかったので、開催に当たっての一番の課題を「参加者を増やす」ということに設定しました。この課題を打開するために、聞き取りを行い、事前に学習会の概要を説明するなどして、参加者を拡大させました。そして参加者は皆成長することができました。学習会で得た新たな課題の解決に取り組んでいます。(196文字)

 

<コメント>

 

相手がイメージしやすいように何のサークルに所属しているのか説明しましょう。

 

「多くの人」「参加者の拡大」とありますが、どれくらい多かったのかがわかりません。「数字」で表現しましょう。また、聞き取りを行い、どのように工夫をしたのかを具体的に書きましょう。全体的に周長的な言葉が多く、理解しづらい自己PRになっています。

 

自己PR例 サークル送別会

 

自己PR例 サークル送別会

 

私は人を楽しませるためには妥協をしません。サークルの仲間と喜びを共有したいと思い、周囲に声を掛けながらさまざまな企画を実現してきました。特に先輩方の送別会は1ヶ月にわたる準備から当日まで物事が上手く運ぶよう誰よりも力を入れました。映像に関する知識はなかったものの試行錯誤しながら制作し、また手作りのアルバムをより質の良いものにしようと考えました。先輩方がそれを見て喜んで下さった時、ゼロから形にしていく事の面白さを知りました。今後も誰かの喜びを作るため、こだわりを持って考え抜いていきたいと思います。(250字)

 

【コメント】

 

イメージをわきやすくするため、面接で質問してもらうようにするため、何のサークルなのか書いたほうがよいでしょう。

 

「楽しませるためのに妥協はしません」という強みをエピソードで証明できていないように感じます。どれだけ想いをこめて、送別会(企画)に取り組んだのかが伝わってきません。特に「それを見て」とありますが、「それ」がどれだけ素晴らしいのか説明をしないと、相手に自分の良さが伝わりません。

 

現在、「映像」と「アルバム」の話が2つ出てきますが、1つに絞り、どのように試行錯誤したきたのか、どのようなものなのかを具体的に書きましょう。「妥協しない」ということは「妥協しそうな事態」があるからこそ書いているはずです。その「妥協しそうな事態」をどう乗り越えたのかを書いてもよいでしょう。

 

最後の抱負の文章(今後も〜)はエピソードがしっかりと書けていないと意味がありませんので、「抱負の文章」を削除して、詳しくエピソードを書いてはいかがでしょうか。

 

 

自己PR例文 レースカー

自己PR例文 レースカー

 

逆境でも粘り強く挑戦します。レースカーを製作するサークルでは、胴体の設計製作をしました。最適なデータを見つけ胴体の低抵抗化を提案しましたが、先輩に不可能だと揶揄されました。しかし、手間は惜しみません。1000種類以上のデータを集め、低抵抗化に最適なデータを2種類にまでまとめました。大学受験失敗の経験から、手を抜かずにやり遂げることを信念に、日曜を除く夜10時まで作業し、まとめるのに3カ月、その解析に2カ月かけた結果、先代の性能を上回る胴体を設計することができ、不可能を可能にすることができました。(250字)

 

【コメント】

 

「逆境でも」とキャッチフレーズにありますが、エピソードからそれが伝わってきませんでした。先輩に「不可能」と言われたことや作業に時間がかかることは逆境とは言えないように思います。

 

突然、「最適なデータを見つけ」と文章が始まっていますが、どうして胴体の低抵抗化を実現しなければならないのか、知らない人がわかるように背景を書いたほうがよいです。「大学受験の失敗」「しかし、手間は惜しみません」という文は唐突過ぎるため、削除したほうがよいでしょう。あえてマイナスになること(大学受験の失敗)を書く必要はありません。

 

データの取り組みについて(データ収集の量・作業期間)の説明がわかりづらいです。わかりやすいように1つの文章にまとめてはいかがえしょうか。

 

例)

 

約3か月間、1日も休まずに1000種類以上のデータを集め、最適なデータを2種類にまでまとめました。

 

今の自己PRでは背景が書いていないため、どれだけ先代の性能を上回る胴体を設計すること(結果)がすごいことなのかがわかりません。背景をしっかりと書くか、もしくは、誰にでも分かりやすい結果、例えば、賞を獲得したなど書いたほうが強みが
伝わります。

 

エピソードからは粘り強さが伝わってきますので、あとはもっと伝わりやすいように何度も推敲しましょう。

自己PR例文 農業サークル

自己PR例文 農業サークル

 

私は仲間の力を引き出し、協力して目標達成に向かわせることが出来ます。農業サークルを設立した際、まずメンバーとじっくり話す場を設けました。そしてアイディアを出すのが得意、調べ物が好き、行動的など各メンバーの個性を見つけ、その人に合った仕事を任せました。また、私自身のサークルへの思いをメンバーに語り、「農業の楽しさを広める」というサークルの目標を共有しました。ゲーム感覚の勉強会など、目標に合った企画を実施することが出来たのは、各メンバーの力を引き出し一つにまとめることが出来たためだと確信しています。(250文字)

 

【コメント】

 

「仲間の力を引き出す〜向かわせる」という強みがエピソードで説明できていないように感じました。「どのように仲間の力を引き出したのか=個性に合わせて仕事を任せる」だけでは説得力に欠けると思います。

 

せめて、個性に合わせた仕事を任せて、その人がどのように活躍したのか、そして、そうなるためにどれだけ自分がサポートしてきたのかを書いたほうがよいでしょう。仲間の力を引き出し、協力して目標達成に向かわせるために自分のどのような強みを発揮していたのか考え、強みについて再考されてはいかがでしょうか。

 

今のままでは「サークルの代表」の仕事について説明しているだけのように感じられます。まず、もっと自分を伝えるために「サークルの想い(ビジョン)」を書くと伝わるでしょう。その際「なぜ、農業の楽しさを広めたかったのか」を考えるとよいです。また、文章の時系列がバラバラでわかりづらいため、最初に目標を書いて、自分が実行してきたことを書いたほうが相手に伝わりやすくなります。

 

例)

 

「強み」
「農業の楽しさを広めたい(仮)」という想いから、農業サークルを設立しました。私が一番大切にしてきたことは「目標を共有し、メンバーの個性を引き出すこと」です。そのために〜

 

自己PR例文 ダンスサークル

 

自己PR例文 ダンスサークル

 

私は率先力を発揮し、周りを巻き込んでいます。サークルでダンスの練習をするだけでなく、率先してメンバー集めを行いました。最初にホームページを作成して宣伝しましたが、なかなか集まらなかったので、今度はmixi上で200人に直接メッセージを送る作戦を実行しました。宣伝文句も初心者向けに工夫した結果、5人から20人へ増員できただけでなく、周りの協力も加わり、最終的には30人にすることができました。この経験から、自ら率先して行動し、結果を出すことの大切さを実感しました。現在も研究室で、率先力を発揮中です。(250字)

 

【コメント】

 

「周りを巻き込んでいます」では近況報告のように感じますので、「周りを巻き込みます」としたほうが自己PRの表現としてはよいでしょう。

 

自己PRの中に「率先」という言葉が4つもあるのですが、「率先」という言葉を使用せずに「率先力」を伝えましょう。何度も同じ表現出てくると、採用担当者にくどい印象を受けるかと思います。

 

ホームページ作成、メッセージを送信したのがあなただけがしたことなのか、部員もしていたのかがわかりませんでした。一人でHPの運営を担当していたのか、メッセージを送信したのかなど、サークルでの役割・あなたの行動をきちんと説明したほうがよいかと思います。また、「サークルでダンスの練習をするだけでなく」という表現もわかりづらいので、「ダンスサークルに所属し」というように背景を説明しましょう。

 

「率先する」とは人の嫌がること、過去に経験の無いことでも迅速に行動を起こせることです。今のままでは自分で率先して行動したエピソードなのかが曖昧で、率先力があるかどうかも、まわりを巻き込めるのかどうかわかりませんでした。

 

例えば、「あなた以外の部員がメンバー集めに協力的ではなく、あなたが行動することによってメンバーが協力してくれるようになり、部員が増加した」というような流れで書いたほうがよいでしょう。

 

「この経験から〜発揮中です」までの文書が無理矢理文章をつけ加えた感じがしました。当たり障りのないことを書くのではなく、もっと自分の言葉で書いたほうがよいです。

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【プロフィール】
田口久人。慶応義塾大学卒。今までに2000人以上の学生を個別指導し 「いかにその人の魅力を引き出すのか」を追求し続け、NLPを活用した 独自の目標達成セミナー、就職セミナーなどを開催。充実したキャリアを築くための方法を伝え、多くの20代から圧倒的な信頼、支持を得る。著書に『受かる!自己分析シート』『受かる!面接力養成シート』』『内定の常識』『大学時代を後悔しないための52のリスト』『20代からの自分を強くする「あかさたなはまやらわの法則」』など。

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