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就活本は必要なし!新卒自己PR例文集70選

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自己PR例文(ボランティアサークル)

自己PR例文 最善の方法

 

私は何事にも先入観を持たず、常に最善の方法を考えて行動します。障害児と一緒に活動するボランティアサークルに所属しています。障害者だから伝わらない、活動への参加が難しいという先入観を持たず、どうしたら伝わるか、活動に少しでも参加できるかを考えました。具体的には、言葉で伝えるだけではなく、紙に書いて視覚的に捉えやすくしたり、絵を描く活動であれば、シールを用意し、貼ることで表現できるようにしたりと工夫しました。その結果、保護者から「子どもが笑顔で活動する姿を見られた。ありがとう。」と言われました。(248文字)

 

【コメント】

 

自己PRはいつでも発揮できるものである必要があります。常に「先入観を持たないこと」は難しいのではないでしょうか。例えば、「常識にとらわれないようにしている」といった表現に変更してはいかがでしょうか?

 

具体的にエピソードを書こうとする姿勢は素晴らしいのですが、サークルで工夫したことがあまりイメージできませんでした。最善な方法だったのかどうかも伝わってきません。エピソードが多すぎることも影響しているかもしれませんので、一番頑張ったこと(出来事)に絞って書いたほうがよいです。

 

例えば、「障害児の人が活動に参加するのを一番難しくさせたことは何なのか?」そして「その困難を乗り越えるために自分が一番頑張ってきたことは何なのか?」を考えるとよいかもしれません。

 

ありがとう。」→ありがとう」

 

自己PR例文(行動力)

 

自己PR例文 行動力

 

私は困難を諦めない心とそれに立ち向かう行動力を持っています。留学先で学生イベントの立ち上げを行なった際、私たちは倍額赤字という収支問題に直面しました。周囲から企画の変更や削減が提案される中、簡単に諦めたくないという気持ちで外部との交渉や収支計算を率先して行いました。そして、外注を減らして自分達で調達するなど、準備のプロセスを変更することによってこの問題を解決する手段を掴み、メンバーに提案・説得し、採用されました。結果、200人以上の参加者を集めたイベントを当初の予定通り成功させる事が出来ました。(250字)

 

【コメント】

 

ニュアンスは伝わるのですが「困難を諦めない心」「それに立ち向かう」という表現に違和感があります。文法を見直しましょう。諦めない心があるから行動するようにも考えられ、強みについて再考してもよいかもしれません。

 

相手がイメージしやすいようにどこに留学したのか、どのようなイベントを行ったのか具体的に書きましょう。

 

また、「困難→行動」という順番で書かれていてわかりやすいのですが、あなた自身が伝わってきません。現在のままでは自分の説明ではなく、イベントの説明になっています。

 

イベントの困難に直面した時に、あなたが何を考え、どのように行動したのか「自分の行動」について詳しく書きましょう。そのために「イベントで自分はどのような役割を果たし、結果(集客)に貢献したのか」を考えるのもよいです。

 

自己PR例文 決断力

 

自己PR例文 決断力

 

私は決断力を養ってきました。私は硬式テニス部に所属しており、学外での練習ではまとめ役のような役割を担っていました。私の学校は、コートが少なかったため、近くの公園のコートを借りる事が多かったのですが、なぜかそんな日に限って雨が降る日が多々ありました。そんな時、雨がやむのを待つか、学校に引き返すかの最終的な判断は、全て私がしてきました。私はこの仕事を3年間勤めました。この3年間のおかげで、私は的確な判断をするにはどうすればよいか、また、責任を背負って決断する勇気をつけることができました。

 

【コメント】

 

「私」という言葉が6か所も見られ、自己中心的なイメージを与える可能性があります。必要のないところは削除しましょう。

 

社会人であれば、もっと「大きな決断」をしています。現在のエピソード(コートの話)では相手に物足りない印象を与えます。もう一度、強みを再考しましょう。

 

もしも、決断力にこだわるのであれば、テニス部においてどのような的確な判断をしたのか(どのようにチームをまとめてきたのか)、コート以外の例で説明したほうが良いです。

 

 

自己PR例文(ソフトテニス)

自己PR例文 ソフトテニス

 

私は「指導された経験を活かし、必ず成長できる人」です。何事も初めてのことをやる際には、指導は付き物だと思っています。その例を挙げるなら、今年で12年目になるソフトテニスの経験があります。はじめは、毎日のように指導されていたのを覚えています。それでも途中でめげず、忍耐強く人よりも多く練習することやアレンジした練習などをして、現状に満足せず1歩でも成長を心がけ、その結果、高校では1番になれ、今は母校で臨時コーチとして、指導する立場にあります。 (220文字)

 

【コメント】

 

強みを再考しましょう。成長できることは強みにならないため、成長するためにどのような強みを発揮してきたのか、成長してどのような強みを身につけたのか考えたほうがよいです。例えば、エピソードから考えると「忍耐強さ」かもしれません。

 

とはいえ、今のままでは他のソフトテニス経験者でも書けてしまいます。12年間続けたことは素晴らしいため、どれだけ満足せずに成長するために頑張ってきたのか大学時代の経験を中心に今よりも具体的に書きましょう。

 

「指導された経験を活かせる」とありますが、入社直後は指導される立場かもしれませんが、仕事では「自分で考えて行動すること」が基本です。仕事に対する心構えが疑われてしまう可能性もあるかもしれません。

 

自己PR例 博物館

 

自己PR例 博物館

 

私は周りを変えるにはまずは自分からと考えています。博物館で働いていた時、今の子どもたちは挨拶しないというスタッフ同士の会話が気になりました。そこで私が提案したことは、こちらから積極的に挨拶をして、挨拶を交わす気持ちよさ、大切さを味わってもらおうと、スタッフ皆で実行に移しました。結果、子どもたちから挨拶してくれるようになり、笑顔の多い博物館になりました。このように私は問題解決のために自分から行動して環境を変えることができます。(214文字)

 

【コメント】

 

「問題」「実行」「結果」の順番で文章の流れができているため、とても読みやすい自己PRです。しかし、一番大切な「実行」の部分が詳しく書かれていないため、本当に自分から行動して環境を変える力があるかどうかが伝わってきません。もっと自分が頑張ってきたこと(自分にしかない経験)を伝える必要があります。今のままでは他の人でも同じように書けそうです。

 

例えば、「挨拶を交わす気持ちよさ、大切さ」を味わってもらうためにどうしたのか?そもそも「挨拶を交わす気持ちよさ、大切さ」とは何なのか?もっと考えたほうが良いです。

 

自己PR例文 編集

 

自己PR例文 編集

 

私には問題解決力があります。大学で所属していたサークルで最上級生になり、私は編集という下級生にメールで連絡を回す役職に就きました。しかし始めは締切期日までに返信をくれる後輩が殆どおらず、私はとても悩みました。試行錯誤した結果、私の仕事は単に後輩に連絡メールを送ることだけではなく、締切数日前になったら数回に分けて催促メールを回すことや、後輩に会った際には彼らの近状や予定を親身に聞いてあげることも私の仕事だと気付き行動し、問題を解決することに繋がりました。(228字)

 

【コメント】

 

自分の立場を説明することは大切ですが、編集とメール連絡の関係がわからず、「編集という下級生にメールで連絡を回す役職」という文章は再考しましょう。また、相手がイメージしやすいように何のサークルに所属していたのか説明したほうがよいです。

 

始めは→初めは、最初は

 

問題解決力を証明するのであれば、どれだけ大変な「問題」だったのかを説明する必要があります。「締め切りを守ること」は当然のことであるため、「問題」のレベルが低い印象があります。

 

例えば、目標を設定して、それを達成するために困難だったこと(問題)、結果という流れで書くとよいです。もしも、メール連絡以外にエピソードがないようであれば、強みについて再考しましょう。

 

自己PR例 個人輸出

 

自己PR例 個人輸出

 

私は自分の能力を最大限生かすのが得意です。その成果として、上位成績者に与えられる日本育英会奨学金第一種を獲得しました。また英語圏をメインに個人輸出をしており、これまでに12カ国と取引しました。そのため語学や文化の壁を多々感じましたが、相手とコミュニケーションをまめにとる事や、ネットを活用することでトラブルは回避されました。そしてこれらを機に、語学のスキルアップは勿論、経済や社会情勢に目を向け、事業運営判断も養うようになりました。自分にできる範囲で能力に磨きをかけることが私のモットーでもあります。(250字)

 

【コメント】

 

キャッチフレーズの「自分の能力」が何なのかがわかりません。自分の強みを再度考えましょう。

 

奨学金、個人輸出の話が2つ入っているため、わかりづらいです。どちらかに絞ったほうが良いでしょう。「12カ国」のように数字で表現することによってビジネスの大きさがわかるやすいです。あとはその中で、自分が困難だったこと、乗り越えた経験などわかりやすく書いてあるとよいです。今のままでは1文しかなく(そのため〜回避されました)、説得力に欠けます。

 

自己PR例文 行動力

 

自己PR例文 行動力

 

私の強みは行動力です。これは3年働いているホールスタッフとしての飲食店アルバイトにおいて培った力です。仕事、私生活の両方において、相手の立場になって考えることは大切にしてきましたが、考えているだけでは伝わらないことに気付き、それかは、相手に対する想いを行動に移してきました。例えば、お客様の名前や味の好みを覚えて、声をかけたり新しい食べ方の提案、記念日にはサプライズでお祝い、仲間に対しては目標をシェアしたりフィードバックという努力を重ねました。その行動の結果、トレーナーの立場を任されました。
(247字)

 

【コメント】

 

強み(行動力)がエピソードから伝わってきませんでした。ただアルバイトで行ってきたことを書いているような印象があります。

 

まず、「行動力」について自分なりに定義をしましょう。「行動力とは?」と自分に問いかけてください。例えば、「相手に対する想いを行動に移すこと」でも良いかもしれません。伝えるべきことが(強み)が自分の中で明確になっていないと、相手にも伝えることができないものです。

 

食べ方の提案、目標のシェアなど実践してきたことは素晴らしいので、自分で考えた強みを説明するのにどの話が良いのか考えましょう。そのさいにエピソードは今よりも具体的に書いてください。例えば、新しい食べ方について詳しく書くのであれば、どのように新しいのか、どのようにその食べ方が相手の想いをくみ取っているのかなど考えましょう。

 

自己PR例 オシャレ

 

自己PR例 オシャレ

 

友人が引いてしまうくらいのストイックな姿勢で『オシャレ』を追求しました。どんなことからも貪欲に吸収する気概で、好みに関わらず300軒以上のお店を周って生の情報を集め、販売員の方と積極的に会話することで知識とノウハウを盗みました。また、着こなしを考える際は、同じ服でも施す工夫を少しずつ変え、それぞれを写真に納めて客観的に比較することで、最高の組み合わせを探り、更にそれをパソコンで編集して可能性を追求しました。その結果『オシャレ=人真似』だった私が、全く知らない人に呼び止められるまでに成長しました。(250文字)

 

【コメント】

 

「おしゃれを追究したこと」を書いていますが、自己PRとしてふさわしくありません。自己PRは「あなたの強み」について書くもの。「学生時代に頑張ってきたこと」という設問であれば回答として成立します。「貪欲」「ストイック」「行動力」などが強みとして考えられます。もう一度自分の強みについて考えましょう。

 

具体的なエピソードが書かれていて、イメージしやすく、素晴らしいです。とはいえ、「知らない人に呼び止められること」がすごいことなのでしょうか。それを目標に頑張ってきたわけではないような気がします。オシャレをストイックに追求したことによって何を得たのか、何を学んだのかを書いたほうがよいでしょう。

 

 

自己PR例文(旅行企画)

自己PR例文 「満足」を引き出すコツ

 

私は「満足」を引き出すコツを知っています。
私は旅行を企画する際、参加者全員の意見を集めます。その一つ一つを検討し、少数派の意見や小さな意見でも蔑ろにせぬよう気を付けました。例えば、温泉地に行きたいという意見を採用できなくても、宿泊先は大浴場が自慢の宿にしました。ハワイに行きたいという意見が出たときもありました。予算の都合上、実現は不可能でしたが、その意見を出してくれた友人にはアロハシャツをプレゼントしました。小さな事でも全員の意見を尊重するという姿勢が、皆が満足する旅行の秘訣です。(243字)

 

【コメント】

 

「私」と2回続けていますが、自己中心的なイメージを持たせてしまうため削除しましょう。1つ削除しても問題ないはずです。

 

「小さなことでも全員の意見を尊重する」という考え方は素晴らしいです。具体的にエピソードを書いている点もよいのですが、仕事を意識していないように感じます。

 

友達から「良いお友達」と思われても、採用担当者から「仕事で頑張ってくれそう」と思わせることは難しいかもしれません。

 

まず、満足を引き出すコツ(強み)のあとに「コツ(姿勢について)」を詳しく説明したほうがよいです。旅行の企画を「1つの仕事」としてとらえて、一番満足できた旅行について具体的に書きましょう。そのために予算管理、企画内容、まわりの評価など、自分が考えて行ってきたことを振り返りましょう。

 

自己PR例 サービス精神

 

自己PR例 サービス精神

 

サービス精神が多いです。人が喜んでくれることを考えて生活しています。先日も大学の放送研究会での新しい活動として、週一回のインターネットラジオを企画・立案をしました。内容には絶対面白い自信がありました。しかし始めの内は誰も聞かず、お便りも来ない状況でした。ある日から宣伝の為、渋谷駅前でチラシを配り、他大学へ足を運び宣伝をしました。3ヶ月ほどたつと、宣伝の効果かネットラジオ界では名の知れた面白い番組に成長しました。聴いてる人には新しい楽しみを、話してる人話すことの楽しみを提供することが出来ました。(全角249文字)

 

【コメント】

 

先日はいつなのかわからないため「時制の言葉」を削除しましょう。

 

キャッチフレーズと裏付けのエピソードが合致していませんでした。「サービス精神が多い=面白いことをする」ではありません。「人が喜んでくれることを考えて生活しています」という文言は楽しみを提供しようとする姿勢が伝わるため、これを活かしたキャッチフレーズを考えるとよいかもしれません。

 

「内容には絶対面白い自信がありました」のような感想を書くよりも、どれだけ面白い内容なのか(番組について)具体的に書きましょう。また、「新しい楽しみ」とはどのような楽しみなのか考えましょう。

 

 

自己PR例 ダイニングチェア

 

自己PR例 ダイニングチェア

 

「最後までやりぬく自信」が私の売りです。
これまでに取り組んだ課題の中で「ダイニングチェア」を製作する機会がありました。はりきってデザインを考えてみたものの、実際に作業を始めると機能的に製作不可能な現状を目の当たりにし、何日も学校に泊まり、慣れない作業に戸惑いました。
体力も精神も限界に近付いてきた時に「これぐらいの苦しみはとっくに経験してきた」という気持ちが過去に取り組んだ他の課題を思い出すことによって甦りました。培ってきた自信のお陰で家には自ら作ったダイニングチェアが誇らしげに置いてあります。(249文字)

 

【コメント】

 

今のままではダイニングチェアに取り組んだ時のエピソードを述べているだけになっています。自信があることは素晴らしいですが、自信があるからこそ「何ができるのか」を考えて、具体的なエピソードを書いたほうがよいです。それが「自分の強み」なのではないでしょうか?

 

もしも、自信が本当に自分の売りであるなら、ダイニングチェアの作成がどれだけ困難なことなのかを強調するために「これぐらいの苦しみ」の「苦しみ」を具体的に書いたほうがよいです。担当者はどんな椅子なのか興味を持つことが予想され、誰でもわかるようにダイニングチェアについて説明できるようにしておいたほうがよいでしょう。

 

自己PR例文 サークル

 

自己PR例文 サークル

 

私は情報屋です。サークルでのシミュレーション作成の時、バスの情報を私以外誰も知らなかったので、予め持っていた情報を提供しました。しかし、時刻だけだったので、不十分だと思い、細かなシミュレーションを立てるためには正確な情報が必要だと考えました。そこで、パソコンで路線図から遠回りでないことを確かめたり、バス会社に電話して目的地までの所要時間を尋ねたりしました。そのおかげで当日はスムーズに移動でき、同期からも感謝され、事前の情報収集が役に立ち同期からの感謝の言葉という報酬を得られました。

 

【コメント】

 

「情報屋」というフレーズから何をアピールされたいのかがわかりませんでした。もう一度強みを再考しましょう。

 

相手がイメージしやすいように何のサークルの所属していたのか、また、何のためのシミレーションをしたのかを書いたほうがよいです。また、背景の説明(サークル〜考えました)に関する文章は時系列がバラバラなため、わかりづらいです。もっと短くまとめたほうが良いです。

 

例)

 

●●サークルでは〜に関する詳細なシミレーションをするために「正確な情報」を得ることに努めました。

 

もしも、情報収集力をアピールされるのであれば、パソコンで路線図を調べる、電話でと合わせをすること以外に正確な情報を得るために「自分で考えて行動したこと」を書きましょう。その際に「箇条書き」で書いたほうがわかりやすくなるかと思います。

 

 

 

自己PR例文(ピアノ/吹奏楽)

自己PR例文 ピアノ/吹奏楽

 

私は1つのことに継続的に、熱心に取り組むことで、別の新たな能力を身につけてきました。
@ピアノ(3歳から18歳まで教室で習い、現在は趣味として)
→精神面での体力
A吹奏楽(中学高校での部活動、現在は市民吹奏楽団で)
→身体面での体力、様々なタイプの人と仲良くできる協調性
B会計(大学3年次、野球サークルの会計で)
→細かい仕事をほぼ毎日続ける几帳面さ
今後も私は、1つのことに継続的に取り組むという力を使い更なる別の能力を身に付け、仕事に役立てていきます。(223字)

 

【コメント】

 

継続することは素晴らしいのですが、説明不足であるため(本当に強みがあるかどうかわからないため)伝えたいことを絞ったほうが良いです。現在の自己PRの場合、別の新たな能力をアピールするよりも「継続できること」について詳しく書いたほうが強みが伝わりやすいでしょう。そのためエピソードも絞ったほうが良いです。

 

特にBの会計は@、Aと比べて継続期間が少なく、強みを証明するには物足りない印象を受けます。@、Aについて絞ってほうが良いのではないでしょうか。

 

継続するためには自分のどのような強みを発揮してきたのかを考え、@、Aについて具体的に書きましょう。そのために精神面、身体面で「体力」を必要としたときのこと、もしくは、協調性を発揮していたときのことを振り返りましょう。

 

自己PR例 堅実性

 

自己PR例 堅実性

 

私は堅実性を大切にします。なぜなら、堅実であればそこから信用や信頼を得ることが出来るからです。学生時代に所属していた団体での会議ではどんな意見でも必ずメモをとるようにしていました。それにより私だけでなく全員が、次の会議に意見を活かせるように、また内容を確実に把握できるように、努めてきました。その甲斐あって、私は書記として仲間から信頼を得ることが出来ました。また、待ち合わせなどの時間も必ず守ります。時間を守り自分自身に対して堅実になることで、自分自身への信頼、つまり自信を得ることが出来るからです。

 

【コメント】

 

心構えはとても素晴らしいですが、時間を守ることは当然のことです。また、書記の仕事についての解説になっています。自分で考えて、行動したことを具体的に書きましょう。例えば、下記の質問について考えてください。

 

「内容を確実に把握できるように努めてたとありますが、どのように努めてきたのでしょうか?」
「自分の仕事ぶりが、どのように団体に貢献をもたらしたのか?」

 

相手がイメージしやすいように「どのような団体なのか」説明したほうが良いです。

 

自己PR例 文芸部

 

自己PR例 文芸部

 

自分から行動できます。文芸部の部長として部員のお手本になるような行動をして、部に流れる人任せの空気を変えようとしました。例えば、発行する冊子に載せる原稿の校正という作業は、その面倒さ・地味さから敬遠されています。しかし校正無しには冊子のレベルも上がりません。そこで部員に呼びかけると共に、誰よりも先に全員分の原稿に必ず目を通してきました。「部長が進んでやることで、部員もきっとやってくれる」と続けた結果、段々と自分から作業をする部員が増え、今では全員が校正をするのが部の自然な姿になっています。(249字)

 

【コメント】

 

「自分から行動できること」は当たり前のことであるため、自分の強みを再考しましょう。

 

エピソードが抽象的なため、部活動の説明のように感じます。もっと具体的に書きましょう。下記のように自分に問いかけて、考えてはいかがでしょうか。

 

どのような冊子だったのか、どのように面倒で地味だったのか?
どれぐらい全員が自発的に校正するのに時間がかかったのか?
ただ「呼びかけ」と「誰よりも先に原稿に目を通す」だけだったのか?
地道な努力により、どのような冊子ができあがったのか?

 

自己PRは「どのような事(困難)があって、どのように対処したのか、そして、そこから強みを感じてもらえるように伝えること」が大切です。

 

自己PR例 本屋・コツコツ

 

自己PR例 本屋・コツコツ

 

物事を前向きにコツコツと続けられます。書店で働いていますが、最初は知識不足で仕事になりませんでした。嫌味を言う店長にいつかは認めて貰えるよう、時間外でも店を見て歩き、大雑把なジャンル配置から細かな分類、問い合わせの多い雑誌類は書名も覚えていきました。現在は全ジャンルの場所、百冊以上の雑誌名を記憶しており、即座に対応出来ます。また、新聞に掲載された作品や話題本の在庫なども確認し、お客様の先回りを心掛けました。店長にも「良くなった典型」と言われ、新人の見本となっています。(244文字)

 

【コメント】

 

「キャッチフレーズ」とエピソードが合致していないように感じました。特に「前向き」と「続けられること」がエピソードから伝わりませんでした。もう一度エピソードを考え直しましょう。例えば、どのようにお客様の先回りをしていたのかを考えるとよいです。

 

「店長の嫌味」は自分の受け止め方次第であるため表現を変えましょう。印象が良くありません。

 

お客様の先回りをするという心がけや、そのために「百冊以上の雑誌名を記憶してきたこと」は仕事に対する姿勢が伝わるため素晴らしいです。また、新人の見本となったことも素晴らしいのですが「良くなった典型」という表現がわかりづらいです。もう一度表現を考えてみてはいかがでしょうか。

 

自己PR例 東南アジア・中東・アフリカ旅行

 

自己PR例 東南アジア・中東・アフリカ旅行

 

「熟考し、挑戦する」精神を大切にしています。
アルバイトで貯めた資金を基に、東南アジア・中東・アフリカなどのべ18カ国を一人で旅し、自己を鍛錬してきました。シリア滞在中には料金交渉を巡って男達に取り囲まれたこともありましたが、以前の失敗を活かし時間をかけて話し合った結果、最終的に無事和解するに至りました。旅の経験から、主体的に挑戦することの尊さだけでなく、それを成功させるためには事前の明確な目標設定と計画、そして失敗を次に活かすというプロセスが重要であることを学び、日常生活においても習慣となりました。(250字)

 

【コメント】

 

キャッチフレーズとエピソードが合っていませんでした。何に挑戦したのかがわかりませんでした。例えば、挑戦とは何か目的があって、それに向かって努力することです。挑戦を売りとするのであれば「目的」を書いたほうがよいでしょう。また、何を「熟考」したのもわかりませんでした。

 

「料金交渉」のエピソードはどれだけ過酷だったのか(どれぐらい料金を負けさせたのか、どれくらいの時間交渉したのかなど)もっと詳しく書いたほうが良くなります。このエピソードから言える強みは「粘り強さ」「度胸」かもしれません。「東南アジア・中東・アフリカなどのべ18カ国を一人で旅し」からも伝わってきます。

 

「旅の経験から」とまとめていますが、それまでのエピソードが具体的ではないため説得力に欠けています。文章も長いのため結果(学んだこと)を短くまとめ、エピソードの量を多くしましょう。

 

自己PR例 PCの解体や組み立て

 

自己PR例 PCの解体や組み立て

 

私はあきらめず努力します。インターンにて「PCの解体や組み立て」や「OSの仮想化」などの仕事を任されました。過去のインターン生はすべての仕事内容をこなした人はいないことを知り、すべてこなす事を決意しました。しかし、専門的な知識が必要な場面が多く、作業が進まないことがありました。遅れた作業を挽回するために自宅でインターネットや参考書で役立ちそうな情報を調べて解決策を考えてから、仕事するようにしました。その結果すべての仕事をこなす事ができました。(223文字)

 

【コメント】

 

諦めずに努力することは誰もがしていることであるため、キャッチフレーズを修正しましょう。諦めずに努力するために何が必要なのかを考えて、自分の強みをアピールするとよいです。

 

裏付けのエピソードから「努力」が伝わってきませんでした。「諦めず」と言っているため、どれぐらい困難なことに対して頑張ってきたのかを伝えましょう。「過去のインターン生はすべての仕事内容をこなした人はいないことを知り、決意したこと」は困難なことを伝えてはいますが、エピソードでも伝えましょう。

 

「PCの解体や組み立て」「OSの仮想化」など業務内容について具体的に書くとよくなります。もしくは、「専門的な知識が必要な場面が多く」とありますが、具体的にどのような場面なのか、それを乗り越えるために具体的にどうしてきたのか(解決策とはどんな方法なのか)を書いてもよいでしょう。

 

「こなす」という表現は人によっては良い印象を持たない可能性もあるかもしれません。文章の流れや構成はしっかりとされていますので、もう少し踏み込んで書いてみましょう。

 

 

自己PR例文 ドッジボールクラブ

自己PR例文 ドッジボールクラブ

 

周囲をサポートし物事を前に進めることが出来ます。私はドッジボールクラブのキャプテンを補佐する立場で活動をしています。13名のクラブメンバーでチーム力を高めていくための練習方法や戦略などについて激しい討論になる場合があります。私は一人ひとりの意見を尊重しながらも最終的にはキャプテンがまとめやすいように、事前の意見調整を担うといった黒子の様な役割に徹しています。現在ではチームは討論を重ねるたびに力をつけています。
(206文字)

 

【コメント】

 

全体的にエピソードが抽象的であなた自身が伝わってきませんでした。ドッジボールクラブをサッカー部に書き換えても成立するのではないでしょうか。このクラブだからこそ考えたこと、感じたこと、学んだことを具体的に書きましょう。

 

まず、周囲をサポートするためにどのようになことをしてきたのか全て振り返りましょう。その中で一番印象的に残っていることを詳しく書いたほうが良いです。本当に意見調整なのであれば、どのような意見が出てきて、黒子としてどのように実行し、どのような結果を出したのかを考えましょう。

 

自己PR例文 企画実践力

 

自己PR例文 企画実践力

 

私の強みは企画実践力です。目標を定めて計画的に実践していきます。ハンドミキサーのデザイン提案に取り組んだ際、働く女性が使うことを想定し、製作に励みました。一番の目標は、使いやすいハンドミキサーにすることでした。そこで、電気屋で売れ筋商品の特徴を調査しつつ、持ち手にこだわった100案にのぼるアイデア展開を毎日していきました。モデル製作の段階では、今日はどこまで製作するのか必ず決め、毎日実践していきました。二ヶ月かけて完成させ、教授に「すごく持ちやすいね」と言われた一言は今でも忘れません。(243文字)

 

【コメント】

 

自己PRは「自分の強み」を表現するものなので「私の強み」という表現は設問と重複します。文字数がもったいないため、削除しましょう。

 

キャッチコピー(企画実践力)のあとに、コピーの説明(目標を定めて)を書くのであれば、1つにまとめたほうがよいでしょう。現在の場合、キャッチコピーは必要ないように感じます。

 

「ハンドミキサーのデザイン提案」と突然文章が始まりますが、背景(大学のゼミ?について)を伝えたほうが相手もイメージしやすいです。背景を説明していないため、最後の「教授の文章」が不自然です。

 

計画的に実践できるというのが強みであれば、ハンドミキサーの完成させるまでにどのような計画を立てたのか書かないと相手に伝わりません。売れ筋商品の特徴を調査したこと、アイデアを100案も出したことは素晴らしいのですが、今のままでは自分が行ってきたことをただ時系列に書いている印象があります。

 

「どうして目標を使いやすいミキサーにしたのか(自分のこだわり)」を書いたほうが相手にもっと自分が伝わりやすくなるのではないでしょうか。

 

自己PR例文 柔軟性

 

自己PR例文 柔軟性

 

求められていることを見抜く洞察力と自分なりに考えて実行する柔軟性が私の最大の強みです。2年間続けている居酒屋でのホールスタッフを通して、「何が求めているのか」を頭に入れ常に人の立場と周囲の状況に気を配り、自ら考えることを心がけてきました。初めは迅速・正確に仕事をこなすことに一生懸命でしたが、状況の把握を徹底することで自然とお客様視点で考えられるようになり、要望やクレームにも対応できるようになりました。これからも状況に応じて自分なりに創意工夫し、機転を利かせる行動をしていきたいです。(243文字)

 

【コメント】

 

強み(求められ〜私の強みです)については読みやすいように簡潔にまとめましょう。

 

考えに関する記述が多く、本当にその通り行動できたのかがわかりません。お客様視点を持ってどのように仕事に取り組んでいたのかエピソードを具体的に書きましょう。

 

自己PR例文 調査員

 

自己PR例文 調査員

 

私は好奇心旺盛な調査員です。気になることは、とことん調べます。魚の下ろし方を知りたいと思い、魚屋でアルバイトをしました。最初は掃除から始め、少しずつ包丁の使い方を覚えていきました。次第にコツを掴み始め、自分流の下ろし方を提案しました。始めは皮を切り、次に包丁が骨に当たるように切れ込みを入れると綺麗に下ろせました。今では1メートルを超すブリも下ろすことができます。新しいことに挑戦する姿勢と物事に対する分析能力は、自負しています。常に新しい試みを考え、とことん調査し、前進していきます。(246字)

 

【コメント】

 

具体的に書かれいて、学生時代に取り組んできたことについてはわかりやすいです。しかし、強みについてはエピソードで説明できていません。調べるときに何を大切にしているのか、分析したことがどのようにアルバイト先で活かされたのかを書いたほうが良いです。

 

自己PR例文 クラブ活動

 

自己PR例文 クラブ活動

 

私は常に一つのことに集中しつつも、その中に楽しさをみつけだし、それを仲間と共有しています。今まで続けてきたクラブ活動の中で、試合に勝つために厳しい練習をしながらも、新たな練習法を考えるなどして、それが楽しさになっていました。このような創意工夫が生かして行きたいと思います。

 

【コメント】

 

もっと具体的に書きましょう。何のクラブ活動をして、どのような工夫をしてきたのか。このような創意工夫と書いてありますが、それが伝わってきません。自己PRは自分が説明しなくても、伝わらないといけないため書き直しましょう。

 

自己PR例文 子持ち

 

自己PR例文 子持ち

 

私は誰にも負けない責任感を持っています。子供が生まれ、大人としての自覚が芽生えたためです。親として産前に百万円の貯金をすることを目標に掲げ、大学の授業日程と調整しながら計画を立てて実行した結果、見事に目標を達成しました。また、バイト先や大学では妊娠発覚以後、忙しい日々を送りながらも一度もさぼることなく、無遅刻無欠席無早退でした。おかげで店長の信頼を獲得し、大学の授業単位を全て取得することが出来ました。このように、一度やりだしたことは必ず完遂するという責任感が、この出産で培ったものです。(245字)

 

【コメント】

 

子供が生まれ、責任感があるのがわかりますが、自己PRのエピソードとしてふさわしくありません。面接で追求される可能性が高いです。リスクはできるだけ回避するため自己PRには書かないほうが良いでしょう。

 

子供がいることを強調するのではなく、子供を養うためにどのような努力してきたのかを具体的に書いた方が良いです。例えば、「100万円貯金するためのアルバイト」をしていたときに考えたこと、困難だったこと、それに対して努力したことを書きましょう。

 

「大学の授業単位を全て取得すること」「無遅刻無欠席無早退」は学生として当たり前です。他のPRポイントを探しましょう。

 

自己PR例文 実験

 

自己PR例文 実験

 

「無いものは作る」を信条にしています。例えば実験治具が欲しければ、まず作ってみます。技術力の向上だけでなく、課題を解決する達成感は、私の更なる目標への駆動力になるからです。良いモノを作るためなら、工作機械を使う訓練、加工対象について勉強するといった、どんな努力も惜しみません。モノを作る難しさが解るからこそ、作り上げる感動を人一倍感じられます。私は無から作り出す喜びを体現できる人間です。(194字)

 

【コメント】

 

「無いものは作る」という考え方は素晴らしいですが、エピソードで説明できていません。例えば、「どんな努力も惜しみません」と書いていますので、どのような努力をしてきたのかを考えましょう。

 

感動を人一倍感じることが企業にどのようなメリットを与えられるのかがわかりませんでした。

 

自己PR例文 学生会

 

自己PR例文 学生会

 

私は積極的に意見を述べ、物事を改善していく力があります。現在学生会に所属し、学校をより快適にするよう努めています。従来の会議は出席確認や資料配布などに手間がかかり、話し合いの時間が短く内容の薄いものでしたが、それらを入口で済ませて時間の節約を図るように提案することで、話し合いの充実につながりました。既存の方法にとらわれず、常に向上心をもって最適な方法を考えるようにしています。(189文字)

 

【コメント】

 

強みをエピソードで説明できていないように感じます。時間の節約を行ったことは素晴らしいのですが、それよりも学校を快適するために一番貢献したことを書いたほうがよいでしょう。

 

文字数が限られているため、「現在」という文言は必要ありません。

 

自己PR例文 思考力

 

自己PR例文 思考力

 

私の強みは、自ら考え行動できる思考力です。自分なりの価値基準を持ち仕事を行ったアルバイトの経験から、この能力を培いました。私はこの能力を活かし、問題意識を持ちながら仕事を行い知識と経験を積みたいと考えています。そうすることで、よりお客様の要求に合った形のサービスを提供出来ると考えています。(180文字)

 

【コメント】

 

強みがよくわかりませんでした。「自ら考え」と「思考力」は同じことを言っているのではないでしょうか。また、「自ら考え行動すること」は誰もがしていることですので強みとしてはふさわしくありません。自ら考え行動した経験の中でどのような強みを発揮してきたのかを考えてみましょう。

 

考えばかりを述べており、強みについて説明ができていないため、「自己PR」というよりかは「志望動機」のような印象があります。自分の強みについて実績など交えながら説明をしましょう。

 

その際に「自分なりの価値基準」とはどのような基準なのか、その基準を持ち、どのようなアルバイトにのぞみ、どのような実績を残してきたのかを考えとよいです。

 

自己PR例 奨学生

 

自己PR例 奨学生

 

私は「自分に負けない」姿勢を大切にしています。自分から逃げ出さず努力した先には、自信や成長を得ることが出来ると考えているからです。第一志望の大学に合格できなかった時、挫折を感じ毎日を楽しめずにいました。しかし、与えられた場で精一杯頑張ろうと思い直し、授業に欠かさず出席し勉強に取組みました。その結果、学科でただ一人選ばれる成績優秀者の奨学生に選ばれたのです。このことは、クラブ活動や海外ボランティアなど新しいことに挑戦する原動力となりました。社会人になっても、どんな困難にも立ち向かっていきたいです。(250字)

 

【コメント】

 

「私は〜考えているからです」「社会人になって〜立ち向かっていきたいです」など精神論(考えの部分)が多く、説明不足な自己PRです。

 

「学科でただ一人選ばれる成績優秀者の奨学生に選ばれたのです」のように結果の素晴らしさを説明するのはよいですが、それまでに至る説明(第一志望〜取り組みました)が多いです。

 

授業に欠かさず出席することは当然のことで、「成績優秀者の奨学生に選ばれたこと」で勉強を頑張ったことは伝わります。勉強関連の文章を短くし、クラブ活動や海外ボランティアについて具体的に書いたほうが良いでしょう。勉強で自信がついたからこそ、どのような困難なことに挑戦できたのかを書くことで「自分に負けない」姿勢が伝わるのではないでしょうか。

 

自己PR例 博物館実習

 

自己PR例 博物館実習

 

私は聞き上手です。仲間と活発に意見交換し、整理役になってプロジェクトを成功させます。博物館実習での展覧会の企画会議で、展示順路を明確にし、説明的に見せる案と、来館者の感性に任せて自由に見せる案が対立したことがありました。私はそれぞれのメリット、デメリットを提示し、どちらが良いかは展示する作品によって違うので、展示室を区切り2つのエリアを設ける、という折衷案を出して、実現しました。言葉にならない思いを持っていそうな人とは1対1でゆっくり話し合い、考えを引き出します。(250字)

 

【コメント】

 

聞き上手なエピソードが書かれておらず、キャッチフレーズとエピソードが合っていないように感じます。もしも、強みが「聞き上手」であるのでしたら、聞き上手のコツ、どれだけ困難な状況で聞いてきたのかを書いたほうが説得力があります。

 

現在のエピソードで強みを言うなら「協調性」「行動力」の方が近いと思います。エピソードが事実を述べているだけなので、あなたの価値観や強みが伝わるようにもっと具体的に書きましょう。例えば、どれだけ素晴らしい案を提案したのかなど。

 

最後に「言葉にならない思い〜ます。」という文がありますが、エピソードとつながっておらず、ただ述べているだけになってしまっています。文章の流れも考え、自己PRを読むだけで納得するように自己PRを考えましょう。

 

自己PR例 問題解決

 

自己PR例 問題解決

 

私は人と関わりながら自主的に問題解決に取組む。
大学寮100名を管理運営する委員会の一員として務め、その任期中に恒例行事のパーティーを開催した。だが、主催側である委員の準備が遅れていた。そこで、準備の優先順位を各委員に確認して進めることにした。その中で、下級生には指示を出し、上級生には協力してもらい作業を進めていった。そして確認の最終チェックを行い、完璧な状況を作り上げ、パーティーを無事に成功することができた。この経験から、広い視野を持って、その人に合った的確なサポートをすることの重要性を学んだ。(247文字)

 

【コメント】

 

「その任期中に」「主催側である」という文言は必要ないのでは。文字数が少ない自己PRでは説明しなくてよい文言を削除したほうが良いです。

 

具体的なエピソードがなく「広い視野を持って、その人に合った的確なサポートをすることの重要性を学んだか」わかりませんでした。広い視野を持ってどのように指示を出していたのか、その人に合った的確なサポートとはどんなサポートだったのかなど考えて、具体的なエピソードを書きましょう。また、イメージしやすくするためにどのようなパーティなのか補足の説明があるとよいです。

 

「人と関わりながら」というキャッチフレーズは当たり前のことであるため「人と力を合せ」「協力しながら」のほうが合っているのではないでしょうか。
 

自己PR例文(主席)

自己PR例文 主席

 

私は「悪循環を打破する思い切った発想と実行力」があります。講義のレジュメが分かり難く、内容が理解できず、講義がつまらない事が多々ありました。そこで、レジュメが分かり難いなら自分で作ってしまえと思い立ち、同じ内容を扱った本や論文、他大学のレジュメなどを読み、具体例を多く用いた『まとめプリント』を全経済科目において作成しました。その量は3年間で20万字にもなります。これにより、内容が理解でき講義がずっと面白くなり、学科内で主席にもなれました。もし講義がつまらないと投げていたら、今の私はありません。

 

【コメント】

 

強みとエピソードが合っていませんでした。特に「悪循環」がエピソードの中で何を指すのかがわかりません。また、強みは「いつどこでも発揮できるもの」が望ましいです。強みを「悪循環を打破する」と限定しないほうが良いでしょう。

 

勉強についてアピールする学生が少ないこともあり、行動・結果(主席)はとても素晴らしいです。とはいえ、説明不足、わかりづらい個所があります。

 

まず、背景をわかりやすく伝えましょう。例えば、最初に何の授業(学部)で取り組んだのか伝えましょう。経済(学部)なのでしょうか。

 

文字数を記入することで何を伝えたいのかわかりませんでした。プリントと書いているため「枚数」で表現したり、「配布した回数(例えば、毎週合計20回配布)」を書いたほうが強みが伝わりやすいかもしれません。

 

また、「まとめプリント」を作成するうえでの工夫・心がけなど今よりも具体的に書けるとよいです。そのために「なぜ具体例を多く用いたのか」「周りの人からどのようなところが評価されたのか」など考えてもよいかしれません。

 

自己PR例文集 携帯電話

 

自己PR例文集 携帯電話

 

その時にやるべきことを取捨選択して、順序良く行動することができます。毎日「今日やることリスト」を携帯電話に保存して持ち歩くことで、やるべきこと、やりたいことが一目瞭然となります。また、常に頭に入れながら行動することができるので、無駄がなく、一日一日達成感を味わいながら、過ごすことができます。(146文字)

 

【コメント】

 

ショート自己PRを想定して書いているように見えますが、携帯電話の工夫の説明で終わっています。「また、常に頭に入れながら〜過ごすことができます」を削除し、やるべきことが明確になり、どのような効果が得られたのか、実際に何に役立ったのかを書くとよいでしょう。文字数が少ない場合、キャッチコピーのように書くのも良いです。例えば、「仕事の効率が200%アップして、量販店の携帯電話売り場で売上げナンバー1」のように結果を強調して書いてもよいでしょう。

 

自己PR例文 3K労働

 

自己PR例文 3K労働

 

私は持続力があり、どんな困難も乗り越える。社会で活躍するための基礎体力、根性をつけたい。そんな思いから3Kの労働に進んで取り組み、噂の地獄アルバイトに身を投げ込んだ。中でも、空調設備の点検・清掃のアルバイトは3年間続けている。教員免許取得を2年生より思いつき、2年3年は制限単位をはるかに超える授業数。そして研究会(ゼミ)、サークルでは幹事。それら全てを平行して泥まみれになりつつも、充実した大学生活を送った。(203字)

 

【コメント】

 

自己PRのお作法「パンフレット型」「欲望型」です。自分が学生時代にしてきたことを並べているだけで、自己PRになっていません。200文字程度であれば、1つのエピソードで十分です。「噂の地獄アルバイト」というコピーは興味深いため、この話について掘り下げると、素晴らしい自己PRができるかもしれません。自己PRは大学(生活)についてアピールするため、最後の文章は必要ありません。

 

自己PR例文 作家

 

自己PR例文 作家

 

私は雑草のような人間です。踏まれても起き上がり、枯葉剤を撒かれても抗体を作り進化していきます。「ジュエリー作家になりたい。」という夢を実現するために基礎となる技術・経験を学校での実技実習で身に着け、自主学習によって専門知識を身につけました。その結果、ジュエリーコーディネータの資格を取得し、ジュエリーの制作技術検定(ワックスモデリング検定)でも2級合格しました。ジュエリーコンテストにも積極的に参加しつづけています。、入選・グランプリ受賞するまでは何度でも参加し、自分の能力を高めていきます。

 

【コメント】

 

最初の「私は〜進化していきます」というコピーが長いため、もっと簡潔にまとめましょう。

 

資格は他にもアピールできるため、資格を取得してどのようなに活かしてきたのかを具体的に書きましょう。現在のままでは学生時代の出来事をただ述べているだけになっています。また、この自己PRには結果が書かれていないため、受賞暦があれば書いたほうがよいです。

 

誰でもわかるため「人間」という表現はやめましょう。

 

自己PR例文 クラブ

 

自己PR例文 クラブ

 

私が大切にしていることはプライドをもつことです。クラブで、他の仲間より秀でていたいという思いでプレイしていた頃は、仲間からの信頼を得ることができず、非常に辛い思いをしました。その時に、自分が今までプライドだと思っていたものは、単なる独り善がりの捨てるべきプライドであることに気付きました。そして、本当に持つべき真のプライドとは「自慢」ではなく「自信」として自分の心の中に生き続けるものだと確信しました。この経験を通して私は、仲間を信頼し、自分の役割に100%の力を注ぎ込める人間に変われたと思います。(250文字)

 

<コメント>

 

自己PRのお作法の狼少年型です。自分の考えだけが述べてられていて、本当かどうかわかりません。自分の体験をもとに説明しましょう。クラブ活動でどのような経験をして、そのような考えに至ったのか。それをもとにクラブ活動でどのような行動をしたのかを具体的に書きましょう。

 

自己PR例文 責任感・思いやり

 

自己PR例文 責任感・思いやり

 

「責任感があり、思いやりがある」ことが私の特徴です。
高校時代から引っ越し作業のアルバイトを始めました。仕事の大半が力作業でとても辛く、何度か辞めようかと思いました。しかし引っ越し依頼者の感謝の言葉、嬉しそうな笑顔を思い浮かべると頑張る勇気が湧いてきました。絶対に無事、引っ越し作業を完了させるんだという強い責任感、相手に少しでも楽に引っ越しを終えて欲しいという思いやり。このアルバイトが私のこの特徴をより確かなものにしてくれたのではないかと思います。(227文字)

 

【コメント】

 

責任感と思いやりがあるかどうかが伝わってきませんでした。作業を完了させるのは仕事として当然のこと。また、思いやりがあるかどうかわかるエピソードがない印象を受けました。

 

引っ越しのアルバイトが大変なことは理解できますが、同じようなアルバイトをしている人とどのように違うかがわかりません。責任感があるかどうか伝えるのであれば、もっと高い目標を掲げて、行動したことを具体的に書かないと伝わりません。

 

思いやりを伝えるのであれば、どのようにお客様、もしくは、仕事仲間に配慮していたのかを具体的に書きましょう。そもそも責任感、思いやり、どちらかに絞って考えたほうが良いかもしれません。強み、エピソードともに再考しましょう。

 

 

自己PR例文 行動力と粘り強さ

自己PR例文 行動力と粘り強さ

 

行動力と粘り強さです。所属していた洋弓部の部員数100余名の中、団体戦の選手の出場枠は僅か8名でした。私は些細なミスで動揺するメンタル面の弱さから選手に選ばれませんでした。この弱さを克服するため、自分に試練を与えました。学業を最優先させ、毎日18時まで授業を受けた後、22時までの練習と5kmのランニングを自分に課し、休まず継続しました。また、フォームの違いなど細かくノートに記し、これが自信の源となりました。以上の取り組みからメンタル面の強さと自信を手に入れ、4年生の時に初めて選手に選ばれました。(250文字)

 

【コメント】

 

強みとエピソードが合致していない印象を受けました。特に行動力が伝わってきません。今一度「強み」について考え直しましょう。

 

また、メンタル面を鍛える方法として「ランニング」と「ノート」の事例を挙げていますが、つながりがわかりませんでした。文章の構成も再考しましょう。背景の説明はなるべく省略して、自分が行動したことを詳しく書いたほうが良いです。

 

例)

 

100名以上所属する洋弓部で8名の代表選手になることを目標に頑張ってきました。しかし、3年生まで選出されず、メンタル面の弱さに原因がありました。(自分の工夫・・・)

 

努力してきたことは素晴らしいため、相手にその良さが伝わりやすいように何を一番伝えたいのかを明確にして推敲しましょう。

 

自己PR例文 ガソリンスタンド・バレー部

 

自己PR例文 ガソリンスタンド・バレー部

 

私は「ど根性アンパンマン」です。工事現場での肉体労働やガソリンスタンドでの夜勤など、30時間連続、週100時間以上働いたこともありますが、どんなに肉体的精神的に辛くても、バレーボールで鍛え上げた気合いと根性で乗り越えてきました。サークルでは主将として試合でも飲み会でも自ら率先して元気100倍になり、顔から気合いを分け与えることでチーム全体を盛り上げました。そのため愛と勇気以外にも多くの友達ができ、例年課題だった冬季の練習参加率を上昇させ、大会では4部リーグから2部リーグへの昇格を果たしました。(249文字)

 

【コメント】

 

「根性」は誰でも持っていて、「アンパンマン」を詳しく知らない人もいるため、キャッチコピー(強み)を再考しましょう。元気の良さしか伝わってきません。また、アンパンマンの特徴に引きずられてしまい、文章のつながりが不自然な個所があります。

 

「そのため愛と勇気以外にも多くの友達ができ、」
「元気100倍になり、顔から気合いを分け与えることで」

 

1文(工事現場で〜バレーボール」が長いため読みづらいです。2つの文章に分けるとよいでしょう。そもそもアルバイトの話か、バレーの話か1つに絞ったほうが良いです。ほかの強みを考えて、それを証明するエピソードを書きましょう。

 

例えば、バレーの場合。チームを盛り上げるために何をしてきたのか、どのようにして元気を与えてきたのか、冬季の練習参加率を上げるためにしてきたことなどについて具体的に書きましょう。結果(昇格について)は素晴らしいです。

 

自己PR例 演劇部

 

自己PR例 演劇部

 

使命感を持って行動することが快感です。中高と6年間続けた演劇部の大会で、浪速のオカン役を与えられました。まず1週間で台詞と舞台の流れを全て暗記し、体力作りのために筋トレ、ボイトレを毎日行いました。自然な元気オカンを演じるため、街で見かけるおばちゃん達の会話や仕草などを観察し台本にメモを取り、仲間と日々練習と研究を重ねた結果、県大会2位の成績と、役者個人へ贈られる「女優最優秀賞」を頂きました。これらが評価され、新たに部室が与えられたり、校外から公演依頼を頂くこともできました。(239文字)

 

【コメント】

 

具体例が豊富で説得力がある自己PRです。「どうして女優にならないの?」という質問も考えられるため、あらかじめ受け答えを考えましょう。

 

「中高と6年間続けた演劇部の大会」という表現がわかりづらいため、演劇部が現在のことなのかわかりませんでした。大学でも続けているのであれば「9年間」「中学から始めている演劇では、」のように変えたほうがわかりやすいです。

 

筋トレ、ボイトレは文字数の関係で省略されたかと思いますが、文字数に余裕があれば正式名称で書きましょう。

 

オカンを研究した時の「発見」について、どのような使命感を持って頑張ってきたのかを説明できると、もっと素晴らしい自己PRになります。

 

自己PR例文 プレゼント

 

自己PR例文 プレゼント

 

私は常に「もっと」を考えます。例えば金属製のネックレスを、金属アレルギーの友人でも使えるものにしてあげたいと思い、店舗であらゆるアクセサリーのデザインを研究し、材料店を回り、何度も試作品を作った結果、元のデザイン以上に気に入り、喜んでもらえるものを作ることに成功しました。また色の組み合わせやその人らしさに気を配れるようにと、色彩検定2級を取得し、今では「このようなものを作ってほしい」とリクエストをもらえるようになりました。このように人に喜んでもらうために自分の力を伸ばす努力を惜しみません。(247文字)

 

【コメント】

 

文章の流れがよいため読みやすいです。「友人の例」から人柄も伝わってきます。あとは「どれだけ向上心があるかどうか」をエピソードで伝えらられるようにしましょう。今のままでも伝わってきますが、さらに「もっと」よい伝え方がないかどうか考えましょう。また、結果についても再考してみましょう。

 

例)「500種類以上のアクセサリーのデザインを研究」「原価○○円なのに、○○円で売れてしまった」

 

自己PR例文 会社説明会

 

自己PR例文 会社説明会

 

私は、常に「何かきっかけがあったら、関係のある事柄も一緒に考えてみる」ということを心がけています。学校主催の会社説明会に某ベンチャー企業が来たときには、起業を目指してその会社に行った先輩の話から、「なぜ米国の大学生は卒業後に起業したり、ベンチャー企業に行ったりすることが多いのか」ということを考えました。「入社一年目で、大手企業の技術者と一人で渡り合う」という話に、貧農の子から身を起こして合衆国大統領になったリンカーンのような、米国の成功者に近いものを感じたからです。(235字)

 

【コメント】

 

「関係のあることを考える」姿勢は素晴らしいですが、誰でもできるため「行動」も書きましょう。例えば、ベンチャー企業の話を聞くことによって、自分も会社を興した、インターンシップに参加したという「流れ」ならわかります。ゼロから自己PRについて考えましょう。

 

自己PR例文スポーツ大会

 

自己PR例文

 

私は「頭の回転が速い」人間です。不測の事態に陥った場合でも機転を利かせ、とっさに解決策を考えることができます。以前サークルでスポーツ大会を行い、優勝チームを表彰する時に問題がおきました。優勝チームの人数より景品がひとつ少ないのです。私はとっさに、誰も要らないであろう私の使用済みの靴下を景品に加え、ジャンケン制にしました。その結果、表彰式はいつもより盛り上がり、大成功で終えることができました。(195字)

 

【コメント】

 

日常の出来事を書いているだけで「頭の回転が速いかどうか」わかりませんでした。また、自己PRは「一緒に働きたいかどうか」と思わせることが大切です。就職活動のPRとして幼いです。「入社したら活躍しそう」と思わせるように自己PRを作成をしましょう。

 

自己PR例 忍耐力

 

自己PR例 忍耐力

 

私は、忍耐力がありやるべきことはやり遂げるようにしています。入学早々の遠足で、クラスに馴染めずにいた私を友達が和の中に誘ってくれて楽しく一日を過ごすことが出来ました。それからは、行事を楽しみたいので参加するようになりました。みんなで一つのことを成し遂げることで達成感を得ることができ、それを仲間と分かち合え喜びがまた勝ることがわかりました。人の笑顔を見るのもすきになりました。これからも、やるべきことをやり遂げて、たくさんのお客様の笑顔に出会えるように頑張っていきたいです。(244文字)

 

【コメント】

 

キャッチフレーズの「忍耐力」「やるべきことはやり遂げること」がエピソードで説明できていません。最初の前置き(行事に参加するきっかけ)を書かずに、もっと「具体的に」自分が取り組んできたこと(エピソード)を書いて説明しましょう。

 

まず、「やるべきこと」は「行事」のことを指しているのだと思いますが、遠足以外でどのような行事に取り組んだのか具体的にいてはいかがでしょうか(例えば、文化祭、体育祭など)。そして、その行事を成し遂げるためにどのような困難があり、乗り越えるために自分がどうしたのかを具体的に書きましょう。そうすることで「忍耐力」が説明できます。

 

そのような経験を通じて、笑顔が好きになり、仕事でもたくさん笑顔に出会いたいという流れで書くと、とても説得力がある自己PRになります。

自己PR例 責任感

 

自己PR例 責任感

 

私には責任感がある。大学入学時に、スポーツ少年団で野球のコーチを始めた。簡単に出来ると思っていたが、子ども達とうまくコミュニケーションが取れない問題に直面した。私にコーチとしての指導経験が無かったこと、小学生とでは10歳以上年齢が離れているのが原因だった。そこで、親御さんに普段はどんな子なのかを聞いていき、子どもたちの性格を把握することに努め、監督とも話し合いをした。結果、よそよそしかった子ども達が、自分から「教えてください」と来るようになり、監督不在時にはチーム運営を任せられる立場になった。
(249字)

 

【コメント】

 

大学入学時からと伝えるより、継続してきたことを伝えたほうが良いでしょう。例)3年間

 

「〜た」という表現が多く、読むリズムが悪く、また、冷たい印象を受けました。「ですます調」、もしくは、語尾の表現を変えたほうが印象がよくなります。

 

例)

 

「原因だった」⇒「原因でした」

 

文章の流れができているのでわかりやすいのですが、具体性に欠け、本当に責任感があるかどうかがわかりませんでした。責任感というと「人に任され、使命感を持って取り組んでいる」ようなイメージがあります。今の文章では事実を羅列しているように感じます。

 

原因(私に〜小学生とでは10歳以上年齢が離れているのが原因だったこと)については言わなくてもわかるため、どのように取り組んだのかをもっと詳しく書きましょう。例えば、どのような性格の子供がいて、どのように監督と話し合い、どのように対処したてきたのかを考えてみてはどうでしょうか。

 

そのプロセスを書くことによって「使命感」や「責任感」を読む人に感じさせることができれば、よい自己PRになるでしょう。

 

 

自己PR例 看護

 

自己PR例 看護

 

私は『気持ちに素直・向上心・行動力』の3Kを持つチャレンジャーです。スイスの高校での経験から国際救援のことをずっと考えており、救命の分野で働きたいと思うようになりました。不安は大きいですがそれでも頑張りたいという気持ちが勝り、今出来ることとして一次救命の講習・試験を学生一人ながら受け、皆と共に資格を習得しました。又、フィジーに短期留学し、語学はもちろん現地の人々やそこでの仲間と共に貴重な体験が出来ました。現在はカナダでの脊髄・頚髄損傷の研修、ビクトリア大学との交流に向け、準備しているところです。

 

【コメント】

 

「3K」というコピーは強引ではないでしょうか。「気持に素直」は「S」の部類に入るように思います。

 

全体的に「自己PR」というより「経歴の紹介」になってしまっています。そのため、キャッチコピーの「素直・向上心・行動力」について説明できておりません。

 

まずは自分の強みをもう一度考え直して1つに絞り、それにふさわしいエピソードをアピールしましょう。その際に「どうして、国際救援に興味があるのか」もしくは「スイスでどのような体験をしたのか、何を感じたのか」について触れるとよいです。そうすることで、自分の価値観を相手に伝えることができ、他の人には書けない自己PRになります。

 

他にも「貴重な体験」をもっと掘り下げて考え、その中でも一番自分が頑張ったことを考えてみるとよいかもしれません。目標に向けて頑張る姿は伝わってきてよいのですが、どのように頑張ってきたのかを具体的に書きましょう。

 

 

自己PR例文 ソフト研究

自己PR例文 ソフト研究

 

課題発見力とその課題を乗り越えていく力です。研究では設計からプログラムまで一連の流れをすべて一人で行なっており、ソフトの誤作動を考慮に入れた設計、プログラムのしやすい回路設計を行なっています。作業中では現状に満足することなく常に「これでいいのか」と自問自答することで問題点を探しています。問題が発生した際、原因を特定し、それをメンバーと共有することで異なる視点からの解決方法を聞き、最良の方法を導き出しています。仕事では問題に気づき報告するだけでなく、その解決策まで提案するようにしたいと思います。(249文字)

 

【コメント】

 

課題を乗り越えていく力とは何を指すのかわかりませんでした。課題を乗り越えるためにどのような力を発揮するのか考えてはいかがでしょうか。もしくは、「課題発見力」に絞るのもよいです。

 

相手がイメージしやすいように何を研究しているのか書きましょう。

 

現在のままでは研究の仕事の内容の説明になっているため、あなた自身が伝わってきません。ほかの研究メンバーの方でも書けるのではないでしょうか?

 

現状に満足しない姿勢は素晴らしいですが、そうすることでどのように行動して、どのような結果が生まれたのか(最良の方法とはどのような方法か)具体的に書きましょう。そのために、どれだけ問題を特定したのか、どれだけ時間をかけて解決したのかなど考えるのもよいです。

 

自己PR例文 裏切らない

 

自己PR例文 裏切らない

 

私は人を裏切りません。日常では信頼を裏切らないよう心がけています。約束を守る、裏で悪口を言わない。私はそんな当たり前を一番大事にしています。また人の上に立つ時、期待を裏切らないよう心がけています。私は100名を超えるサークルの幹部を勤めました。私は情報共有を綿密に行うことで部員との信頼を上げ、それぞれに仕事担当を振り分けることで仕事効率を上げました。例年以上の仕事の早さと仕事の幅も増え、部の土台作りに貢献しました。このように私は人の気持ちを裏切りません。裏切った時自分の大事なものまで失うからです。(248文字)

 

【コメント】

 

「人を裏切らないこと」は素晴らしいのですが、仕事をするうえで当たり前のこと。就職活動の自己PRになりません。人を裏切らない、期待を裏切らないために、どのような強みを発揮したのか考えましょう。

 

強みに関する文章が多いため、エピソードが抽象的です。部の土台作りにどのように貢献したのか、部員との信頼を築くためにどのように動いたのか今よりも具体的に書きましょう。100名もの部員をまとめるのはとても大変なことが予想されるため、その苦労について書くのもよいです。エピソードを振り返ってから「自分の強み」について考えてもよいかもしれません。

 

何のサークルなのか書いたほうが相手はイメージしやすいです。

 

自己PR例文 プレゼンテーション大会

 

自己PR例文 プレゼンテーション大会

 

私は努力を結果に結びつけます。ゼミで市のプレゼンテーション大会に出場しました。資料作成に当たり、まず専門書を読み色の持つ効果を調べ、配色への工夫をしました。そしてサークルの部員達に何種類かの作品を見せ、どれが一番見やすくてわかりやすいかなどの統計を取り、作っては修正することを繰り返しました。また発表本番に向け、企業説明会において人事の方々の話し方を参考に、毎日家族や友人の前で練習しました。その結果、満点を頂き優勝を勝ち取ることができました。何事にも努力を惜しまず頑張る自信があります。(244字)

 

【コメント】

 

必ずしも努力を結果に結びつけられない場合もあるかと思いますので、強みは言い過ぎのような気がします。最後の文章にある「努力を惜しまない」のほうがエピソードと合っているのではないでしょうか。もう一度、強みについては再考しましょう。

 

具体的にエピソードを書こうとするのはわかるのですが、事実の羅列になってしまっていて「強み」が伝わりづらくなっています。それを回避するために、どうしてそのような行動をとったのか「行動の背景」を書くとよいでしょう。そのために「どうして色の持つ効果に着目したのか」、「どうして配色への工夫をしたのか?」など考えてみましょう。

 

他にも「どれだけ統計を取るのに苦労したのか」、「どのくらい修正を繰り返したのか」「どれくらいプレゼンの練習をしたのか」を書くと、努力できる人であることがより相手に伝わります。

 

プレゼンテーションの課題(プレゼンテーション大会のテーマ)について書くと、もっと相手はイメージやすくなります。

 

自己PR例文集 陶芸

 

自己PR例文集 陶芸

 

不屈の精神で、失敗を糧に粘り強くがんばります。陶芸を3年間続けていますが、未だに満足いく作品が作れません。しかし、あきらめず、問題を突き詰めて考え少しずつ克服しています。例えば、以前はよく、ろくろ成形の際に粘土が切れてしまうことがありましたが、よく掘り下げて原因を考え、その前の土練りに問題があることを突き詰め、1ヶ月ひたすら土練りの練習をすることで、以前より薄く、大きな器を作れるようになりました。(200文字)

 

【コメント】

 

自己PR「質より量型」です。陶芸をしている人なら同じような苦労をされているのでは。陶芸家になるのであれば良いですが、陶芸の練習量をアピールしても就職活動の自己PRになりません。一緒に働きたいと思うかどうかという視点で自己PRについて再考しましょう。

 

自己PR例文 ライター

 

自己PR例文 ライター

 

私には2つの顔があります。昼はライターとしての顔、夜は大学生の顔です。学費や生活費を賄いながら両立させる事で「困難があっても視点を変えてやり抜く力」を養いました。かけ出しライターの頃「小学五年生」で「オリエンタルラジオの特集・5ページ」を書いた時、彼らは無名の芸人で情報が乏しく作業が難航しました。ここで視点を変えて彼らの事を知らない「読者の視点」で考えた結果、70個の質問事項を作る事ができました。すぐに取材の段取りを組み、12歳が読みやすい記事を心がけて構成した結果、読者投票で1位を獲得しました。(248字)

 

【コメント】

 

最初のコピー「2つの顔があります」が何をアピールしたいのかわかりませんでした。この自己PRで大事なのは「困難があっても視点を変えてやり抜く力」ではないでしょうか。それを伝わるようなライターのエピソードについて具体的に記入しましょう。特にどのように視点を変えたのかがわかりませんでした。

 

自己PR例文 声

 

自己PR例文 声

 

私は周囲に「生きた変声機」と呼ばれており、過去に一人17役をしたことがあります。単なる高低の操作でなく、声質・性格・癖などを徹底して分析し、即座に切り替えることが出来ます。この技術は、一朝一夕で手に入れたものではなく、長年の努力の結果であります。「私にしか出来ない事」を信念としており、どんな基本的なことにも手を抜きません。レッスンは週に1回ですが、レッスンが無い日でも自己鍛錬は怠りません。こちらに入所できたら、学んだ事を活かし、必ず上へと登りつめてみせます。以上です。

 

【コメント】

 

「私は〜出来ます」までは素晴らしいですが、まず「結論(強み)」を記入しましょう。もしも、特定の職種を志望しているのであれば、このままでも大丈夫です。誰でも努力しているため、どのように努力してきたのか(どのようにして基本的なことを心がけたのか)を具体的に書く、その声を活かして、どのような結果を残せたのかなど具体的に書きましょう。仕事にも真剣に取り組んでくれそうなことが伝わってきますが、さらに自分を伝えるためにどうすればよいか考えたほうが良いです。

 

自己PR例文

 

自己PR例文

 

私は「水」です。自分の置かれている状況や周りの環境によって自分自身の発言や行動を変えることができます。しかしそれは、信念に基づいた行動であり、決して個を喪失している訳ではありません。自分の前に10人の人がいたとしても、11人目になるではなく、新たな一人目になること、この考え方が、あらゆる情報が並列化し、共有されつつある社会の中で個を維持する最善の方法だと思っています。絶えず変化をし続けても、本質である個を決して忘れることなく生きていきたいと思っています。(229字)

 

【コメント】

 

自己PRのお作法「パンフレット型」です。ただ考えが述べられているだけで説得力がありません。今までどのように環境に適応してきたのかを具体的に書きましょう。キャッチコピー(水)がよくわかりません。最初から「自分の置かれている〜」と書いたほうが良いです。

 

自己PR例文 オリエンテーション

 

自己PR例文 オリエンテーション

 

「何事においても妥協しないこと」をモットーにしています。私は3年間に渡って学科のオリエンテーションの有志実行委員を行いました。企画を計画する際に,20人乗りのボート研修を取り入れました。初めての共同作業となる新入生からは,みんなと仲良くなるきっかけになったと言ってもらえうれしく感じました。注意が必要な企画でしたが,タイムスケジュールや学生の管理等を綿密に計画できたことが,成功に繋がったのだと考えています。妥協せずに準備を重ねた結果,大きな行事を成功させることができ,非常に充実感を得ることが出来ました。(249文字)

 

【コメント】

 

「モットー」という表現は重複になるのでやめましょう。「私は何事にも妥協をしません」で十分です。強み(何事にも妥協をしないこと)が具体例で証明できていませんでした。「妥協せずに準備を重ねた結果」の一言で済ませては証明できないのではないでしょうか。エピソードは素晴らしいですが、自分で考えて行動してきたこと(妥協せずに何をしたのか)を具体的に書きましょう。そのために背景を簡潔にまとめるのもよいです。

 

例)新入生同士が気軽に仲良くなって頂くために、共同作業が必要な「20人乗りのボード研修」を提案しました。

 

自己PR例 情報を駆使

 

自己PR例 情報を駆使

 

私は情報を駆使し、行動を起こす事ことが得意です。3年前より個人輸出業を始めました。資金3千円から始め、これまでで12カ国と取引をし売り上げが60万円までにもなりました。商材研究や発送までと初めての事ばかりでしたが、インターネットや本などから必要な情報を得る事によって、全て一人でこなす事ができました。また、言語や文化の壁に遭遇する事もありましたが、知識を生かす以外に深く相手とコミュニケーションを図る事によってトラブルを回避する事ができました。今は、輸出の経験と円高生かし輸入業に挑戦しています。(248字)

 

【コメント】

 

行動力があるのは伝わりますが、キャッチフレーズの「情報を駆使すること」がエピソードから伝わってきませんでした。

 

「資金3千円から始め、これまでで12カ国と取引をし売り上げが60万円までにもなりました」という実績は素晴らしいです。文章の構成、流れはわかりやすく読みやすいですが、エピソードが抽象的です。今のままでは個人輸出業していない方ではなくても、例えば、留学した人でも似たような自己PRを書けてしまうのではないでしょうか?

 

そのため、個人輸出業のエピソードを詳しく書くことで差別化をはかりましょう。例えば、「12カ国と取引をした」とあるため、そのうちの1つの国について着目してエピソードを掘り下げたり、商材について詳しく書くで印象に残りやすくなります。

 

「3年前」はいつから見て「3年前」なのかわからないため「3年間」のほうがよいです。

 

 

 

自己PR例文 オールラウンドサークル

自己PR例文 オールラウンドサークル

 

「レギュラー満タン」が私の信念です。所属しているサークルは「何事も本気でやる!」という理念の下、サッカー、キャンプ、ゴミ拾いなど様々な活動を展開しています。先日のサッカーの試合、実力的に相手チーム優位は明らかであり、残り10分の時点で2点差をつけられていました。しかし、「ここからだ!」と気力を振り絞り泥まみれになりながら2点を奪い返すことができました。自分たちも興奮したのですが、見ていた人たちも目を潤ませて感動しており、「本気」の美しさを知りました。これからも、何に対しても「本気」であり続けます。

 

【コメント】

 

1つ1つの文章が短く、構成も練られており、とても読みやすい自己PRです。しかし、何をアピールしたいのか(何を伝えたいのか)がわかりませんでした。そして、自分の考えを述べている部分が多く「本気」が伝わってきませんでした。しっかりと「事実」で裏付けをする必要があります。

 

どのようにしてサッカー、キャンプ、ゴミ拾いに本気で取り組んできたのかもっと具体的に書きましょう。文字数の関係もありますので、どれか1つに絞って書いたほうが自分を伝えやすいです。また、「本気になる時に自分はどのような強みを発揮していたのか」を考え、自分の強みについて再考するとよいかもしれません。

 

そもそもサッカーの試合のエピソードでは「サッカーの試合は頑張ってくれそう」と相手に思わせても「仕事で活躍してくれそう」と思わせることはできないように思われます。何のために自己PRをするのか今一度考えてみてください。

 

何のサークルなのか説明したほうが良いでしょう。

 

自己PR例文 めげない強さ

 

自己PR例文 めげない強さ

 

めげない強さがあります。実際は夏バテでしたが、体調不良で病院に行ったところ、不治の病・バセドー病の疑いがあると診断されました。その日は採血だけで、結果は1週間後でしたが、あまりのショックに病院のトイレで泣きました。しかし、病気になったのは仕方がない、負けずに闘おうと思い直し、その足で直接図書館へ行き何冊も本を借り調べました。また翌週まで、自分以上に動揺した母を励ましながら、治療法を探ってきました。(200文字)

 

【コメント】

 

病気を克服されることは素晴らしいです。しかし、それを伝えることで仕事で活躍できそうかどうかわかりません。現在のままではただ出来事を述べているだけになっています。自己PRは仕事ができそうかどうか伝えるもの。もう一度、それを意識して自己PRを書き直しましょう。

 

自己PR例文 シェアハウス

 

自己PR例文 シェアハウス

 

私は人を喜ばせるための努力を惜しみません。友人ら4人と行っていたシェアハウスでの共同生活では、食事係を任され、毎日の食事作りに力を注ぎました。当初は、それぞれの好みや習慣の違い等を考慮することに苦戦しました。しかし、苦手な野菜を細かく切ったり、調理法を変えたりすることで全員が満足する料理を提供出来るようになりました。人には個性があり、喜ばせ方も一通りではありません。しかし、「喜んでもらいたい」という気持ちを強く持ち、日々努力することで、それぞれが満足できるものが造り出せるのだと実感しました。(248文字)

 

【コメント】

 

自己PRのお作法「お見合い型」です。キャッチコピーと具体例は合っていますが、これから仕事をすることを意識していないため、自己PRとは言えません。自己PRは「これから一緒に働きたい」「仕事ができそう」というように思わせるものでなければなりません。もしも、このエピソードを使いたいのであれば、どれだけ周りの人を喜ばせるために努力をしてきたのかを具体的に書きましょう。自分が喜ばせるために一番頑張ってきたことは何かを考えるとよいです。再度、エピソードを考え直しましょう。

 

自己PR例文 インテリアコーディネート

 

自己PR例文 インテリアコーディネート

 

大学でインテリアコーディネートを専攻している繋がりで、空間ディスプレイ業をしている知人の仕事を3年間手伝っています。例えばデパ地下のショーケース内のディスプレイデザインを考える際には、まず入念な掃除から始め、その後相手の出した条件を元に配置や季節感などに考慮したデザインを提案します。そこで相手の要求に対しより良い案を出すため、外に出たら店舗のデザインを観察する癖をつけた結果、アイデアの引き出しを多く作ることができました。大変なことにも楽しみを見つけて継続し、結果に繋げられる事が私の強みです。(248字)

 

<コメント>

 

まず、強み(結論)から書きましょう。現在のままでは仕事内容の解説になっています。「癖を身につける」といった発見は素晴らしいため、そのような自分で考えて行動したことを中心に書きましょう。

 

自己PR例 ダイエット

 

自己PR例 ダイエット

 

私は、一度立てた目標を最後までやり通します。某緑茶を1年半飲み続け、体重7kg、体脂肪率10%の減量を達成しました。ダイエットに某緑茶を選んだのは、食生活の見直しに役立ち、何よりお金をかける分だけ責任感が湧いて長続きすると考えたからです。責任感を徹底するため、毎週、近所の薬局で1週間分をまとめ買いして、逃げ道をなくしました。こうして、食生活の改善を促しつつ、軽い運動を重ねて、ダイエットに成功しました。この成果を残したいと思い、ゼミの自由課題で、某緑茶の製品概要と効用をまとめ、提出しました。(247字)

 

【コメント】

 

自己PRはこれから働くためにアピールするためのもの。ダイエットのエピソードを記入してもよいですが、文章のメインとなるのはどうでしょうか。ゼミの自由課題に注目して、その中でダイエットのエピソードを書いたほうがよいです。現在のエピソードであれば、ダイエットは「趣味・特技」で記入できます。

 

 

自己PR例 友人

 

自己PR例 友人

 

私は、オレンジのような人間です。適度な甘味・酸味・香り高いなどいろんな旨みがあるからです。友人が詐欺に合いそうになったときに相手の気持ちを考え、傷つけないように配慮しながら話をして引き止めました。初めは怒っていた友人にも、最後には私の思いが伝わり、本当の「友情」を手に入れることができました。社会に出ても、思いやりを持って人と接することを、常に心がけて新しい自分を求めていきたいです。(192字)

 

【コメント】

 

人間がアピールしているため「〜な人間」は重複になるため削除しましょう。

 

キャッチコピーの後に説明(適度な〜)は必要ありません。説明しなくてもわかるようにエピソードで伝えることが大切です。

 

「社会〜」のような考えは書く必要はありません。自己分析をして「強み」「エピソード(学生時代に一番頑張ってきたこと)」を考えてから自己PRを書きましょう。例えば、本当の友情を手に入れるために何をしたのか具体的に書きましょう。

 

自己PR例 問題解決力

 

自己PR例 問題解決力

 

私には問題解決力があります。部活動を通じて問題に直面しました。その問題とは競技能力が低かったために下のチームにいることを余儀なくされたことです。そこで、部活動のノートを書きました。日々の反省や考えを書くことによって、自分の弱点が把握でき、次回の練習からはその反省を生かして弱点を補強するなどのレベルアップできました。そして、そのノートを上級生に添削してもらうことで自分の考えに対しての客観的な意見が得られ、自分の考えのズレを正すことができました。この結果、私は上のチームに上がることができました。

 

【コメント】

 

問題解決力とは自分の問題よりも、自分以外の問題について解決するような力を指すのではないでしょうか。部活動を頑張っている人であればしていそうなことで問題解決力についてアピールされても、なかなか相手に伝わらないと思います。部活動をしている人はみんな問題解決力があるとは言えないですよね。

 

問題解決力をアピールしたいのであれば、まず、どれだけ困難な問題にぶつかったのか、そして、どのような方法で乗り越えたのかを書く必要があります。そこで問題の難易度の話になるのですが、たいてい自分以外の問題のほうが自分の問題より難易度が高いはずです。なぜなら、自分の問題は自分でコントロールできても、自分以外の問題は自分でコントロールしづらいからです。それだけ難しくなります。

 

もし、それほど困難なことがなければ、どれだけ深く考えているのかを書くのもよいかもしれません。競技能力の低下の原因についてどれだけ深く考察し、そして、それを解消するためにどれだけ考えたのか、つまり、どれだけ反省をしたのかをあらわすエピソードを今よりも具体的に書くことです。

 

相手がイメージしやすいように何の部活動なのか、「上のチーム、下のチーム」では知らない人はわかりづらいので、ちゃんと状況を説明しましょう。

 

自分の考えに固執しないように他人に意見を聞く姿勢は素晴らしいと思います。

 

 

自己PR例文 世界一

自己PR例文 世界一

 

私はIEEE主催の学会で行われる人間らしいAIキャラクターを作成する大会で世界一に輝きました。プロジェクトに参加し初めの大会は3位でした。納得いかずメンバーと討論し、みがきをかけましたがそれでも2位でした。これ以上何をすればいいかわからず苦しみました。そこで大会の動画を何度も検証し意見交換した結果、思い切った作戦を導入することを決断しました。大会までの3ヶ月間、計画を練りメンバーに細かく指示をだしながらメンバー一丸となって駆け抜けました。その結果、世界一を勝ち取ることができました。(243文字)

 

【コメント】

 

まず、強み(結論)を最初に書きましょう。そのために「世界一に輝くために自分はどのような強みを発揮したのか?」「どのような役割を果たしたのか?」を考えましょう。学生時代に頑張ってきたことの回答であれば今のままでも大丈夫です。

 

世界一になること(結果)は素晴らしいです。あとはそれまでのプロセスを「自分が伝わるように」書きましょう。今のままでは学生時代に頑張ってきたことをただ述べているだけになっているため、同じプロジェクトのメンバーでも書けてしまいます。

 

3度目の挑戦であること(困難)については今の文章からとても伝わるのですが、文字数に余裕がなければ簡潔にまとめましょう。それよりも自分がどのようなことをしてきたのか(行動)を詳しく書きましょう。「思い切った作戦」が自分の提案であれば、それについて掘り下げて書くのもよいです。

 

妥協しないこと、諦めないことを伝えるのであれば、この大会がどれぐらいの期間で開催されているのか、参加国について書いたほうが良いでしょう。1年回に1回であれば、参加国が多いほど、より素晴らしさが伝わるかもしれません。

 

自己PR例文 留学支援サークル

 

自己PR例文 留学支援サークル

 

私は留学生と交流を行うサークルに所属しています。主に留学生のためのウェルカムパーティーやその他イベントの企画運営と、空港で留学生の出迎え、市役所での手続きの支援の2つを行っています。ウェルカムパーティーの日本の文化を紹介する際にはパートリーダーを務め、メンバーのスケジュール調整や議論のまとめ役を経験しました。また、留学生の手続きの支援をしたことがあり、その時の留学生と友達になり、食事に行くなど文化交流やお互いの語学の学習をしています。

 

【コメント】

 

留学支援サークルの説明になっています。留学生のためにどのようなパーティーを企画したのか、リーダーとしてどのようなことを実施してきたのか具体的に書きましょう。

 

自己PR例文 米国飛行機免許取得

 

自己PR例文 米国飛行機免許取得

 

罵声をも糧に成長します。米国での飛行機免許の取得に挑戦しました。罵声を浴びながらの訓練の中、こもりがちな寮生との生活環境を変えようと、夕飯を作り会話する場を創ることにしました。この夕飯の場をきっかけに、寮生同士交流を深めていきました。一緒に暮らす生徒同士、夜中まで問題を出し合い専門知識を深め、互いの勉強の仕方についても改善し合いました。TOEICでは1年間で550点から690点に伸ばすことができ、また筆記試験では友人と共に満点を取ることができました。皆で取り組み克服してきた成果だと思っています。(250文字)

 

【コメント】

 

「罵声をも糧に成長します」というのは自分の強みになっていません。「あなたが成長すること」は何も相手にメリットがありません。罵声を糧にできるために自分のどのような強みが発揮されているのか考えてはいかがでしょうか。

 

3つの話(飛行機免許のための勉強の話、寮生活の話、TOEICの話)を書いたことで、何をアピールされたいのかがよくわかりませんでした。特にTOEICの話は無理やり追加したような印象があります。キャッチフレーズは「罵声をも糧に」とありますが、それを説明するエピソードもありませんでした。

 

もう一度、自分の強みを整理して、それに合うエピソード(飛行機免許取得の勉強の話なのか、寮生活の話なのか)を1つに絞って具体的に考えたほうがよいかと思います。どちらを選ぶにしても、具体的に書くために「どうして米国での飛行機免許の取得に挑戦したのか」「どのように寮生同士の交流深めたのか」は考えておきましょう。

 

自己PR例文 周囲を配慮することができる

 

自己PR例文 周囲を配慮することができる

 

私は周囲を配慮することができます。
ゼミの合宿係幹事でした。合宿では、勉強以外にも親睦を深めるためにスポーツを行うのですが、例年、運動の苦手な人は嫌がっていました。みんなにやりたいスポーツを聞いても、「誰でも楽しめる」ものは上がりませんでした。
しかし、ドッチビーというスポーツを思いつきました。これは、柔らかいフリスビーを用いたドッチボールです。フリスビーだから力も技術も関係ありません。結果、予想以上の大盛況でした。先輩後輩、男女の親睦が深まり、生き生きした笑顔を見ることができました。(243文字)

 

【コメント】

 

自分が工夫したことにより合宿が盛り上がったことを素晴らしいと思うのですが、「周囲に配慮できるかどうか」が伝わりませんでした。「運動が苦手な人がいたから新スポーツを提案=周囲に配慮できるかどうか」ではないように思います。

 

周囲に配慮できるのでしたら、まず、周囲の人について詳しく説明し、その人達に対して、自分がどのように考えて配慮してきたのかを具体的に書きましょう。

 

ゼミの合宿係幹事でした。合宿では

 

⇒ゼミ合宿で幹事をしていた時には

 

自己PR例文 感謝

 

自己PR例文 感謝

 

私はお世話になった人に対する気持ちを強く持っています。今の私があるのは私自身の努力のみならず、高校時代の友人達の支えが大きかったと思っているので、卒業当初から十数人の友人達に先立って連絡を取り、小宴会の幹事や、各々個人的に都合を合わせて会う、ということを続けていました。友人関係はますます深まり、今では卒業当時には考えられないくらいたくさんの友人が、私にとってかけがえのない人となりました。お客様、職員の方々に、明るく誠意を持って接し、精一杯お仕事に励んでいきたいと思っています。(238文字)

 

【コメント】

 

人柄は素晴らしことが伝わるのですが、自己PRとしては良くありません。世の中には同じようなことをしている人がたくさんいるのではないでしょうか?今のままではあなた自身が伝わってきません。お世話になった人に対する気持ちを強く持つことによって、どういう結果がもたらされたのか、もしくは、どのようなことをしてきたのかを具体的に書きましょう。この文章であれば、小宴会の幹事が該当します。

 

最後の文は口頭で言うべきことであるため削除しましょう。

 

自己PR例文 有言実行

 

自己PR例文 有言実行

 

私は有言実行します。周囲に「不可能」と言われた計画を半年以内に全て実行、成功させました。その計画とは、入院中の母の代わりに家族の世話・家事全般をこなしながら、語学留学と2つの資格取得を両立させるというものでした。私は、何事も徹底的に効率よく行うように努め、細かく計画を立て、手際良く行うようにしました。結果、時間を有効的に使えるようになり、留学先では中国人の親友と観光を満喫しながらも、試験ではクラス1位の成績を修めました。(210文字)

 

【コメント】

 

学生時代に行ってきたことをただ書いているだけになっていて、強みが伝わってきませんでした。例えば、どれかエピソードを1つに絞り、どのように効率的に行い、どのような結果を残したたのかを具体的に書きましょう。「試験では」とありますが、何の試験なのかがわかりませんでした。また、有言実行するのは当たり前のことであるため、強みについて再考したほうがよいでしょう。例えば、徹底的に効率よく行うことでもよいでしょう。

 

自己PR例文 相手の立場で考える

 

自己PR例文 相手の立場で考える

 

私の信条は「相手の立場で考える」ということです。
学生時代、新入生をサポートする団体のリーダーとして活動しました。主な活動として新入生を100人集めたイベントを開催したり、新入生の相談に乗る場を設けたりしました。その中で、新入生は何が不安なのかを議論し、授業の時間割作成の相談会を行えば不安が解消出来るのではないかと考えました。その相談会を実施した結果、教室に入りきらない程の新入生が来てくれて、喜びの声を多数いただきました。この経験から、人に喜ばれ、必要とされる嬉しさを学びました。(243字)

 

【コメント】

 

相手の立場で考えることは大切ですが、ほとんどの人が行っているため、強みについて再考しましょう。

 

どうして授業の時間割作成が良いのか、新入生の声(悩み)をもとに説明したほうが良いです。ほかにも新入生にできることがある中で、どうして時間割なのかを説明しないと、相手の立場で考えられる人かどうかわかりません。

 

自己PR例文 統率

 

自己PR例文 統率

 

人を統率するのが得意です。仕事先では第一に仕事ができなければ、引っ張ることができません。仕事を認められることが仕切れる人の第一条件だと考えます。私は仕事仲間での仕事効率の改善、いいたいことが言えるようにとネットで掲示板をつくりました。働きやすい環境を作りだすことにより士気が高まりよりよい業績を残すことができます。(157字)

 

【コメント】

 

自己PRのお作法「狼少年」型です。「仕事先では第一に仕事ができなければ、引っ張ることができません。仕事を認められることが仕切れる人の第一条件だと考えます」といったこととは口頭で述べるべきで削除するか、短くまとめた方が良いでしょう。

 

相手がイメージしやすいように仕事先について説明しましょう。

 

ネット掲示板を作ったことだけで強みを説明することは難しいです。ほかにも事例がいないかどうか考えてみましょう。

 

 

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田口久人。慶応義塾大学卒。今までに2000人以上の学生を個別指導し 「いかにその人の魅力を引き出すのか」を追求し続け、NLPを活用した 独自の目標達成セミナー、就職セミナーなどを開催。充実したキャリアを築くための方法を伝え、多くの20代から圧倒的な信頼、支持を得る。著書に『受かる!自己分析シート』『受かる!面接力養成シート』』『内定の常識』『大学時代を後悔しないための52のリスト』『20代からの自分を強くする「あかさたなはまやらわの法則」』など。

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