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自己PR例文集「留学」

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自己PR例文 イギリス留学

自己PR例文 イギリス留学

 

私は、「自分の可能性を試す」ということをモットーにもち、去年イギリス留学をして様々なことにチャレンジしました。特に印象に残ることは、道に迷った時に積極的に外国人に聞いたことです。そのおかげで昔より積極的に人と話すようになったり、色んなことに挑戦するようになりました。この様な私は友人からよく「行動力がある」と言われます。どんな仕事をするときも、仕事への積極性や向上心は必要だと思いますので、私のモットー、学生生活で学んだことは今後の社会生活に生かしていけると自負しております。

 

【コメント】

 

モットーを2回も書く必要はありません。また、「去年」という文言は見ている人によって解釈が違うのため必要ありません。

 

考えに関する記述が多いため、説得力に欠けます。もっと具体例なエピソード(体験)を書きましょう。例えば、「色々なことに挑戦した」とありますが、積極性を活かしてどのようなことをしたのか書いたほうが良いです

 

 

自己PR例文 イギリス留学

自己PR例文 イギリス留学

 

私は自分がしたいことがあれば、すぐに計画し臆せず実行することができます。大学に入学してから英会話を上達させたいとの目標をたて、4年間英会話スクールに通っていました。大学の代表で交流大使としてイギリスに行く事業ではこの成果もあり選ばれることができました。現地では市長との対談、小学校での授業をするなどして日本ではできない経験をしました。この経験を通して日本を世界の人により知ってもらいたいと思い、大学では留学している外国人のお世話をしています。私は希望を実現し、次の希望を見つけています。(242字)

 

【コメント】

 

仕事では自分のやりたいことでなくてもしなければなりません。「自分がしたいことがなければ実行しないのか」と思わせてしまうため、強みを再考しましょう。

 

常に行動する姿勢は素晴らしいのですが、大学時代の経験をただ紹介しているような印象があります。どれかエピソードを絞ったほうがよいでしょう。「市長との対談、小学校での授業をするなどして日本ではできない経験」と書かれてあるため、これをもっと掘り下げて書くとあなた自身が伝わりやすくなるでしょう。

 

自己PR例 中国留学

 

自己PR例 中国留学

 

私には、人を動かす力があります。
留学中「中国語大会」というイベントで、私のクラスは歌を披露することになりました。私は、クラス全員で出場することに意味があると考えました。そこで、普段歌の練習に来ない人のためにパーティを企画しました。その際に楽譜を渡し、その場で歌って宣伝をしました。練習に参加する人数はどんどん増え、大会にはクラス全員で、出場することができました。(191文字)

 

【コメント】

 

「私」という言葉が連続で3回出ているとあまり印象が良くないのため2回までにしましょう。

 

留学中とありますが(中国だとは思いますが)、相手にわかりやすいようにどこへ留学したのかを最初に説明した方が良いです。

 

キャッチフレーズにある「人を動かす力」があるかどうかが、エピソードから伝わってきませんでした。「留学中〜企画しました」の文章を簡潔にまとめて、どのようなパーティを行ったのか説明したほうが説得力があります。

 

文字数が少ない自己PRの場合、書かなくても伝わることを削るなど文章をまとめる工夫したほうがよいです。

 

例)
その際に楽譜を渡し、その場で歌って宣伝をしました。練習に参加する人数はどんどん増え、大会にはクラス全員で、出場することができました。

その際に楽譜を渡し、その場で歌って宣伝するなどして大会にはクラス全員で出場ができました。

 

自己PR例 短期留学

 

自己PR例 短期留学

 

私は心配を自分の原動力にできます。短期留学していた時、周りの人の英語力のすごさに意気消沈していました。しかし何とかしたいと思い、もっと英語に触れようと、旅行に行くことに。駅までの道や、おいしい料理屋さん、帰り道などわからないことは積極的に町の人に話しかけ、自分の納得するまで行動しました。そして道行く人の会話に耳を傾ける事で、耳に英語を慣らせたりもし、私の英語力の不安はいつのまにかなくなっていました。そして帰りには寮まで車で送ってもらったアメリカ人とずっと話ができるまでになりました。(243文字)

 

【コメント】

 

学生時代の出来事をただ書いただけになっています。留学した人であれば、語学について勉強しています。英語を通じて何を学んだのか、どのように活かしたのかを書いたほうがよいでしょう。

 

 

自己PR例文 中国留学

自己PR例文 中国留学

 

私は「未知が好物」です。自ら困難に向かって行動します。中国に留学した際、日本で学んだ中国語が通じませんでしたが日本の友人や引率の先生がいたので何の不自由もしませんでした。しかし、中国の大学生から「何事に対しても学ぼうとする貪欲な精神」を目の当たりにし、それ以降一人で現地の知らない中国人と会話しようと試みたり、知らない食材の庶民料理を食べてみたり日本人であることを捨てて行動しました。日本人という殻を捨て積極的に行動することで、困難も成長の糧としポジティブにとらえられるようになりました。(244字)

 

【コメント】

 

キャッチコピーは興味深いですが、エピソードで強みを説明できていません。留学時代に体験したことをただ述べているような印象があります。たくさんの学生が留学しているため「留学=困難」とは言えないのではないでしょうか。留学時代に一番困難だったことを述べて、それを乗り越えるために何をしてきたのか具体的に書きましょう。

 

自己PR例 中国留学

 

自己PR例 中国留学

 

私には、人を動かす力があります。留学中「中国語大会」というイベントで、私のクラスは歌を披露することになりました。私は、クラス全員で出場することに意味があると考えました。そこで、普段歌の練習に来ない人のためにパーティを企画しました。その際に楽譜を渡し、その場で歌って宣伝をしました。練習に参加する人数はどんどん増え、大会にはクラス全員で、出場することができました。(191文字)

 

【コメント】

 

「私」という言葉が連続で3回もあると、あまり印象が良くないため、2回までにしましょう。

 

留学中とありますが(中国だとは思いますが)、相手にわかりやすいようにどこへ留学をしたのかを最初に説明しましょう。

 

「人を動かす力」があるかどうかが、エピソードをただ述べているような印象があり、わかりませんでした。「留学中〜企画しました」の文章を短くして、どのようなパーティを行ったのか説明したほうが説得力があります。文字数が少ない自己PRの場合、書かなくても伝わることを削除して文章をまとめたほうがよいです。

 

例)
その際に楽譜を渡し、その場で歌って宣伝をしました。練習に参加する人数はどんどん増え、大会にはクラス全員で、出場することができました。

その際に楽譜を渡し、その場で歌って宣伝するなどして大会にはクラス全員で出場ができました。

 

自己PR例 寮のイベント

 

自己PR例 寮のイベント

 

私は「キューピッド」になれます。留学先で滞在した寮では人種間の壁が厚く、食堂でも同じ国籍の者同士が固まっていました。国籍に縛られていてはもったいないと思った私は、寮のイベントを企画する係に立候補しました。「楽しいだけのイベントではなく、異文化交流を」との想いから、各国の踊りや料理までを紹介する機会を多く設けました。その結果、食堂で固まることもなくなりました。「一つの大きな家族」のような団結感も生まれ、大学内の5つの寮が自分たちの良さをアピールして競うコンテストでも1位を頂きました。
(243字)

 

【コメント】

 

キャッチフレーズがエピソードの行動を一言でまとめたような印象があり、「強み」になっていませんでした。この経験を通じて、自分のどのような強みが活きたのか考えてはいかがでしょうか。

 

困難だったことに対して自分の行動が書かれてあるため読みやすい自己PRですが、「自分が行動したこと」に関する文章が少ないです。このままでは自己PRになりません。具体的にどのようなイベントを企画したのか、それを企画するためにどのような苦労があったのかなど、もっと具体的に書きましょう。

 

自己PRでは「食堂で固まることもなくなりました」というような後ろ向きな表現はやめ、前向きな表現に変えたほうが印象が良くなります。

 

例)

 

どんな国の人でも、言葉が通じなくても、笑顔で食事ができるようになりました。

 

 

自己PR例文 カナダ留学

自己PR例文 カナダ留学

 

私は挑戦し続ける人間です。短大の学業と試験勉強を両立させ大学編入をし、大学入学後も学校の授業と平行してAFPの資格を取得しました。また、昨年はより広い視野を持つため、一年間カナダへ留学し、ボランティア活動を行いながら学校に通い、姿勢や人間性が評価され現地の銀行でインターンシップをさせて頂きました。現在は英語だけでなく、第二外国語の重要性を感じスペイン語の勉強もしています。常に、向上心を持ち自信を次のステップに変え、そこに満足することなく、走り続けることが私の強みです。(236字)

 

【コメント】

 

人間がアピールするものであるため「〜人間」という表現をしないようにしましょう。「私は挑戦し続けます」で十分です。自己PRのお作法「パンフレット型」です。ただ自分が学生時代に行ったことを述べているだけになっています。素晴らしい経験をされてきているため、どれか1つにエピソードを絞り、それを掘り下げて書きましょう。例えば、現地の銀行でインターンシップではどのようなことをしてきたのかなど。

 

自己PR例 リーダーシップ

 

自己PR例 リーダーシップ

 

「進」私を表す一文字です。米国留学中、日本人学生サークルの議長を1年間務め、約40人の会員の会議の進行を計40回任されました。最初は説明不足や統率力の低さで長時間の会議になってしまい、混乱も招いてしまいました。役員全員から非難される他、難題があっても「絶対に諦めない気持ち」を常に持って行動しました。会議前は、前回の反省、練習、確認を徹底しました。その結果、会議は最短時間で終わらせるようになり、リーダーシップの大切さを実感し、スピーチ力の向上に繋がりました。常に前向きな姿勢は誰にも負けません

 

【コメント】

 

キャッチフレーズ(「進」私を表す一文字です。)とエピソードが読んでいて、あまり結びつきませんでした。エピソードの中にある「常に前向きな姿勢」「絶対に諦めない気持ち」のほうが「強み」がわかりやすいように思いました。

 

今のままではリーダーシップの大切さを実感したことやスピーチ力の向上がエピソードの中で説明できておりません。ただ、1つの自己PRの中に「リーダーシップ」「スピーチ力」について説明するのは難しいように思います。

 

例えば、スピーチ力の向上について書くのであれば、「会議前にどのようにして前回の反省、練習、確認を徹底したのか」を具体的に書くとよいでしょう。また、リーダーシップについて書くのであれば、どのような難題に議長として取り組まれてきたのかを書くとよいです。そして、議題についてふれれば、知らない人でもサークルについてイメージしやすくなるように思います。

 

細かいことですが、会議の開催回数は知っても意味がありませんので、必要ないように思いました。

 

 

自己PR例文 北京留学

自己PR例文 北京留学

 

目的達成までの計画力と分析力、そして行動力があります。北京へ留学したのですが、現地でがんばるのは当たり前。その前後が大切だと考え、出発前から必死に勉強し、生活に困らないレベルにしておきました。おかげで留学先では一番上のクラスで充実した学習ができました。帰国後は、新たに専門知識を身につけようとビジネス中国語検定2級を取得しました。このように長期的視野で、自分を成長させようと日々計画、実行しています。(200文字)

 

【コメント】

 

語学の勉強をしている人が多いため、下記のように置き換えることができます。中国に留学していない人でも書けます。中国語を通じてどのようなことを学び、どのように活かしてきたのかを書いた方がよいでしょう。

 

●フランス語バージョン目的達成までの計画力と分析力、そして行動力があります。フランスへ留学したのですが、現地でがんばるのは当たり前。その前後が大切だと考え、出発前から必死に勉強し、生活に困らないレベルにしておきました。おかげで留学先では一番上のクラスで充実した学習ができました。帰国後は、新たに専門知識を身につけようとフランス語検定2級を取得しました。このように長期的視野で、自分を成長させようと日々計画、実行しています。

 

自己PR例文 北京留学

 

度胸と愛嬌があります。北京留学では中国人よりも外国人留学生と交流が多くありました。中国文化は、その理解のための留学なのでよいのですが、タイや韓国など文化を知らない国の人と接するのは分からないことが多くストレスだらけ。しかし、せっかく知り合えたのだから仲良くなりたいと、持ち前の度胸と愛嬌で、壁を恐れず自分の考えを主張し、相手の意見を聞き、それがその国の文化なのか個人の性格なのかが理解でき、ぐっと打ち解けられました。この経験から、寛容さを持ってぶつかれば、誰とでも分かり合える自信がつきました。(247文字)

 

【コメント】

 

度胸と愛嬌があることが具体例で証明されていませんでした。「持ち前の度胸と愛嬌」とありますが、本当かどうかわからないためエピソードで証明する必要があります。「壁を恐れず自分の考えを主張し、相手の意見を聞き、それがその国の文化なのか個人の性格なのかが理解でき、ぐっと打ち解けられました」という経験について、もっと具体的に書くとよいです。どのように相手の文化を理解していたのか、どのように打ち解けるために努力をしたのかなど。考えを述べことは誰にでもできます。自分が頑張ってきたことで強みを説明しましょう。

 

 

自己PR例文 スペインホームステイ

自己PR例文 スペインホームステイ

 

「場を調和させる力」
スペイン留学中でのステイ先では、1年間に約20名の外国人が入れ替わり滞在していました。唯一の長期滞在者であった私は、彼らのサポート役をしていました。彼のほとんどは、語学力が低く、緊張していました。それが原因となり、部屋に閉じこもる人ばかりで心が痛みました。そこで私は、通訳をしながら、みんなが明るくなるようなきっかけを与えました。例えば、家の中で「ミニ日本語教室」を開いたことです。自分の名前を日本語で書いて、嬉しそうに見せ合っている学生たちの顔は今でも思い浮かびます。(245文字)

 

【コメント】

 

「自分の名前を日本語で書いて、嬉しそうに見せ合っている学生たちの顔は今でも思い浮かびます」という結果は素晴らしく、人柄が伝わってできます。しかし、まだ文章の表現について検討する余地があります。1文だけでも良いので「何(自分の強み)」が場を調和させたのか、どのような教室だったのかを具体的に書いたほうが説得力が増します。

 

彼→彼ら

 

自己PR例文 大学留学

 

自己PR例文 大学留学

 

人の考え方を取り入れて、それを形にする事が得意です。相手が喜ぶ物を作りたいという想いで留学先の大学でデザインを専攻し、その国の社会問題を物作りで解決するゼミに所属しました。当初は人と接するのが苦手で、物を使う人の立場を理解できず。制作物が認めてもらえませんでした。この失敗から、人の立場を理解するために、語学学校で相談役を努め克服しました。その後 ゼミでも自分だけの視野にとらわれず、70人近い現地の人の意見を制作物に取り入れるために行動し、結果、文化が違う相手でも 納得させれる物作りができました。(248)

 

【コメント】

 

前置きが長く(人の考え方〜克服しました)、強みがあるかどうかがわかりませんでした。強みを説明するためには、どのように70人の意見を取り入れたのか、つまり、どれだけ意見を取り入れるのが難しかったのかを説明しないとわかりません。

 

素晴らしい体験をされているようなのですが、今のままでは抽象的な文章が多いことからイメージがしづらく、誰にでもわかりやすく書く必要があります。

 

例えば、「どこの国に留学したのか」「どのような制作物ができたのか」「どうして相手が喜ぶものを作りたいと思ったのか」「物を使う人の立場とは」「どうして克服するために語学学校で相談役をしなければならないのか」など考えて、詳しく書きましょう。

 

自己PR例文 ドイツ

 

自己PR例文 ドイツ

 

私は環境問題のためならどんなことでも頑張れます。語学もできないのに環境先進国ドイツに一人乗り込んだり、ガス代もわからない自分が本当にエコライフができるか試すため今年からルームシェアを始めました。大学内の環境部では2年間代表を務めました。部員の環境意識・帰属意識の差に悩み、辞めたいと思っても「環境問題をなんとかしたい」という一心で、交換ノートや誕生日会を開くなどして部員同士を繋げ、部の意識アップを図りました。(205)

 

【コメント】

 

環境問題のためならどんなことでも頑張れますと限定すると、関連事業を行なっていない会社にはアピールにはなりません。どの会社にでも通用するようにコピー(強み)を変えたほうがよいです。

 

環境をテーマとしているのはわかりますが内容が薄いです。「ドイツの話」と「環境部」どちらかに絞りましょう。例えば、ドイツに1人で乗り込み何をしてきたのか、部員の意識を変えるために行ってきたことを書いたほうがよいでしょう。

 

 

自己PR例文 アメリカ留学

自己PR例文 アメリカ留学

 

「周りの人を笑顔にする行動力」
アメリカに留学していた時にルームメイトと上手にコミュニケーションが取れず苦労していました。このままではいけないと思い、私は日本食パーティーをすることを提案!!日本の音楽をかけ、お寿司やお味噌汁などの日本食を用意した所、このパーティーは大成功!!このことをきっかけに私達はいろいろなことを話したり、一緒に遊びに行くようになり、私とルームメイトの間には笑顔が絶えない仲になりました。私は自分から積極的に働きかけることの大切さを学びました。(232文字)

 

【コメント】

 

キャッチコピー(強み)について具体例で証明できていませんでした。コミュニケーションの問題を解決することは単純なことではないはず。日本食パーティはきっかけに過ぎず、もっと努力したのではないでしょうか。日本食パーティを成功させる他ために頑張ってきたことを具体的に書くか、その他にも留学先で頑張ってきたこと(コミュニケーションをとるために頑張ってきたこと)を書きましょう。

 

自己PR例 寿司パーティ

 

自己PR例 寿司パーティ

 

周囲を巻き込む力があります。スウェーデン留学中に住んでいた寮には共同スペースがなく、50人ほどの留学生が互いに知りあう機会のないまま帰国していました。「異文化交流こそ留学の醍醐味だ!」と考えていた私は、他の友人と協力して「寿司パーティ」を開き、寮に住む留学生を招待して交流の場を提供しました。その際、全員で寿司を握るという参加型形式にすることで、日本の文化を肌で感じてもらい、大好評をいただきました。その後、寮内は活気に満ち、毎週母国の食を紹介するパーティが開かれるようになりました。(245字)

 

【コメント】

 

突然、「スウェーデン留学中〜帰国しました」という文章から始まり、唐突な感じがします。状況説明をしたほうがよいでしょう。もしくは、「スウェーデン留学中には母国の食を紹介するパーティを10カ国の留学生と一緒に行っていました」のように自分が達成したことを最初に書くとよいです。

 

キャッチフレーズとエピソードがズレているように思います。「周囲を巻き込む」という強みを伝えるのであれば、「他の友人にどのように協力したのか」「どのような困難があって『友人と協力して』克服したのか」を考えて書いたほうが良いです。

 

「パーティーが毎週行われるまでになった」実績は素晴らしいため、具体的に自分が行ってきたことを書きましょう。

 

自己PR例文 留学

 

自己PR例文 留学

 

適応能力があります。異文化での生活を通して成長したいと思い、学生時代に留学しました。しかし現実はそう甘くはなく、衛生面や味覚の違いなどに慣れず,辛いこともありました。その中で、多くの人と知り合い、その場所の良さを理解できるようになり、留学期間を延長するほどその場所が好きになりました。仕事をする上でも、この仕事は自分には向いていない、無理だと思うことがあっても、簡単に諦めずに、その仕事の良さやどうしたら自分のものになるかを考え、努力していきたいです。(226字)

 

【コメント】

 

相手がイメージしやすいように「留学先」について説明したほうがようです。

 

「仕事〜」のような抱負を語るよりも、留学中にどのように困難を乗り越えたのかを書きましょう。例えば、相手を理解するためにはどうしててきたのか、慣れない環境でどのように対処したのかなど。現在のままでは、ほかの留学生でも書けてしまいます。

 

 

 

自己PR例文 パナマ留学

自己PR例文 パナマ留学

 

留学を通して、他の留学生とは違う何か+αを得て帰ろうと決意しました。そこで、インフラの全く整っていないパナマのとある村に住む先住民を単独で訪ねました。電気もガスも飲料水もありません。期待とは裏腹に、先住民の方々には全く相手にされず、言葉の壁・極度の空腹・孤独感に直面しました。このような逆境の中で、言葉は通じなくても何か音を発して熱意を伝える、歌や折り紙、裁縫を教えるなど1ヶ月かけて一人ひとりと向き合うことで、村を出るとき村の人全員が涙を流してくれました。納得のいく結果を出すまでのプロセスを楽しみます。(250字)

 

【コメント】

 

留学の感想になっています。「このような逆境〜流してくれました」の部分は素晴らしいため、エピソードを掘り下げて書けると、もっとよい自己PRになります。そのために背景(パナマ)に関する記述を簡潔にまとめたほうがよいでしょう。最初に結論(強み)を書いたほうがよいでしょう

 

自己PR例 ドイツ留学

 

自己PR例 ドイツ留学

 

私は困難に対しても対策を立てて行動することができます。ドイツに留学したとき、最初はほとんど話せなくて周りの会話についていくことができませんでした。そこで、自分が話せる話題について単語や表現を調べて「予習」をしておき、その話題で自分から話しかける作戦にでました。繰り返し練習するために、同じ話題で1日に3、4人と話しました。これを毎日行なった結果、話す力が格段に伸び、周りの会話にも入っていけるようになりました。そしてたくさんの人と話したことで、幅広い価値観に触れることができました。(242文字)

 

【コメント】

 

自分のことを書いているので「作戦にでました」という表現はふさわしくないのでは。キャッチフレーズの「困難」という言葉とエピソードに少しギャップがあり、説得力に欠けます。例えば、3、4人と話しているうちにどれだけ多くの人と話したのか、繰り返し練習する中で困難だったことなど書いたほうがよいでしょう。

 

例)

 

3、4人と話していくうちに100人ぐらいになりました。

 

「たくさん〜触れることが出きました」というのは留学していてれば当たり前のこと。努力して思ったこと、学んだことを書くとよい自己PRになります。

 

 

自己PR例文 タイ留学

自己PR例文 タイ留学

 

「とらわれずに結ぶ信頼関係」
チベット、台湾、タイの留学生とルームシェアを開始した当初どう接すればよいか戸惑った。そんな私に彼らは毎日宿題の質問をし、祖国の料理を振舞ってくれた。そんな日々を過ごしいつからか私が「わからないことはない?」と聞き、風呂上りはパンツ一丁で「日本人は皆こうだ!」と笑っていた。ふと今まで国境や文化にとらわれ臆病だった自分に気づき、それからは主体的に誰にでも話しかけて話をよく聞くことを心掛けた。その結果、私の足は中国と台湾へ向かい、彼らの風呂上りはパンツ一丁である。(249字)

 

【コメント】

 

信頼関係を結ぶために自分のどのような強みを発揮させているのかわかるようなキャッチコピーにしたほうがよいでしょう。「パンツ一丁」というのはインパクトのある表現であるため、文章で触れられるとよいいです。

 

例)

 

「度胸が生んだパンツ一丁の信頼関係」

 

今のままでは強みがわからないため、強みを分析してからキャッチコピーを考えましょう。それから具体的なエピソードを考えてください

 

突然「チベット・・・・」という文章が始まり違和感を感じます。何の宿題なのかもわかりません。説明不足な箇所が多いため、誰にでもわかるように説明しましょう。

 

自己PR例文 カナダ留学

 

自己PR例文 カナダ留学

 

私は目標に対して全力で努力して必ず達成する。日本で事前にかなり勉強して行ったにもかかわらず、カナダに留学して最初の頃は、丁寧に仕上げたはずのレポートですら教授に書き方がまずいといわれ、本当にショックだった。しかし留学生である不利を埋めるため毎週のように教授の研究室を訪ね、図書館にこもって勉強し授業には万全の状態で臨んだ結果、結局学期末にはいい成績を修めることができた。この粘り強さ、そして努力できることが私の大きな強みである。

 

【コメント】

 

「必ず達成できるかどうか」は絶対に言えないため、表現(強み)を変えたほうが良いでしょう。

 

留学している人であれば書けそうな自己PRです。もしも、本当に全力で努力してきたのであれば、どれだけ勉強に打ち込んできたのか詳しく書いたほうが良いです。例えば、1日20時間勉強したというような表現であれば伝わりやすいでしょう。もしも、努力についてこれ以上伝えられないのであれば、エピソードを変更したほうが良いです。強みとエピソードを再考しましょう。

 

 

自己PR例文 アメリカ留学

自己PR例文 アメリカ留学

 

「どんな相手の心も掴む行動力」
アメリカに留学した当初、私の前に大きな壁が立ちはだかりました。ルームメイトが私と話をしてくれなかったのです。しかし私はどうしても彼女と仲良くなりたく、毎日彼女に話し掛ける事を決意。それから顔を合わせる度に話し掛けましたが、彼女の反応は冷たく、会話も続きませんでした。しかしそれでも私は諦めきれなく、日本食パーティーを決行。するとパーティーが終わった後、初めて彼女から話し掛けてきてくれたのです。そしてこの出来事がきっかけで私達は、夜通し会話するまでの仲に発展しました。(249文字)

 

【コメント】

 

どんな相手と書いているのですが、ルームメイトの例しか説明していないため、強みが説明できていませんでした。もしも、事例を書くのであれば、どれだけコミュニケーションをとるのに困難だったのかを伝えるとよいでしょう。今のままではルームメイトの説明が多く、一番大切な自分の行動が書いていません。ルームメイトの問題は1文におさめて、自分が何を考え、具体的にどのようなことをしてきたのかを書きましょう。例えば、日本食パーティーの工夫、その後、どのような関係を築けたのか。

 

 

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【プロフィール】
田口久人。慶応義塾大学卒。今までに2000人以上の学生を個別指導し 「いかにその人の魅力を引き出すのか」を追求し続け、NLPを活用した 独自の目標達成セミナー、就職セミナーなどを開催。充実したキャリアを築くための方法を伝え、多くの20代から圧倒的な信頼、支持を得る。著書に『受かる!自己分析シート』『受かる!面接力養成シート』』『内定の常識』『大学時代を後悔しないための52のリスト』『20代からの自分を強くする「あかさたなはまやらわの法則」』など。

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