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自己PR例文集「大学ゼミ・研究室」

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自己PR例 他大学ゼミ合同発表会

自己PR例 他大学ゼミ合同発表会

 

私は、周囲を配慮したサポートができます。他大学ゼミとの合同発表会に向け6人で研究を進める際、集まれる時間がありませんでした。発信者になろうと、関連する文献をまとめて回覧板を回しましたが、誰も興味を示してくれませんでした。一方的に情報提供するのではなく、双方が意見交換できるように、皆の担当割振りや期限を示したスケジュール表・質疑応答コメントコーナー・教授からのアドバイスコーナーを加えて、再度回しました。その結果、5ページだった回覧板は50ページに増え、皆で1つの研究を完成させることができました。(249字)

 

【コメント】

 

キャッチコピーと具体例が合っていて素晴らしい自己PRです。「一方的に情報提供するのではなく、双方が意見交換できるように」という気づきも書かれているため、人柄が伝わってきます。最後にどのような研究を完成させたのか、結果について書くとよいです。

 

自己PR例 研究

 

自己PR例 研究

 

障害物に負けず上へと伸びる「つる植物」のように妥協を許さない向上心があります。毎日ダラダラと実験するのでは良い研究が出来ないと思い、研究室のセミナーで驚かせるような発表をすることを目標として実験に取り組んでいます。初めは独りよがりな研究だったため、普段から異なる分野の人ともディスカッションして他の視点からの意見を取り入れ、素人同然の家族や友人に理解してもらえるまで、発表資料を作り直しました。そのおかげで、自分のテーマ以外の研究を任せてもらえるようになり、特許申請も夢ではない結果につながりました。(250文字)

 

【コメント】

 

キャッチフレーズは「障害物〜のように」という風に説明しなくてもわかるものを考えましょう。

 

全体的に抽象的に書かれているため、説得力に欠けます。まず、どのような研究をされたのか「具体的に」書きましょう。特許申請できるものなのか、何の研究したのかがわかりませんでした。研究内容については誰もがわかるように表現することが大切です。他にも他の視点を入れてよかった点、学んだことなど書きましょう。

 

 

 

自己PR例文 ゼミ

自己PR例文 ゼミ

 

私は「成長追求男」です。大学のゼミでの発表では、当初から私一人だけが酷評を受けました。そこで、@発表に際しては最低でも10冊の専門書を参考にする「10冊ルール」、Aレジュメを何度も見直し、作り直して完成度を高めるための「とりあえず作成」、B発表前に「その根拠は?」「具体例は?」というように徹底的に自分を批判する「自己批判」の三つの方法を実行しました。その結果、担当教授に成長を認めてもらえ、今では執筆活動等の手伝いまで任されています。常に「計画→実行→反省→改善→成長」を考えて成長を追求します。

 

<コメント>

 

「10冊ルール」「とりあえず作成」「自己批判」という表現は興味深いです。しかし、それだけでは誰もがしているため、強みを説明するには物足りない印象を受けます。具体的にゼミの研究を通して考えたこと・実践したことを書きましょう。

 

「成長すること」をPRしても意味がないため、「成長するためにどのような強みを発揮してきたのか」を考えましょう。

 

自己PR例 研究室

 

自己PR例 研究室

 

一歩先を考え対応できるようにします。研究室内において毎週当番制で行っているプレゼンテーション発表で、どれだけ相手の理解度と関心を高めることができるか、常に自分を試しスキルを磨いてきました。単に分かりやすい説明を心掛けるだけでなく、どんな情報に関心を寄せ質問するかを考え、さらに+αの情報提供ができるよう準備し討論するようにしました。その結果、周りのメンバーと討論する内容が深められ、高い関心を持ってもらえるようになりました。相手に共感してもらうためには、何がベストか対応できるように努めます。(246文字)

 

【コメント】

 

具体例が抽象的であるため、説得力に欠けます。特に関心を集める工夫がどれだけ素晴らしいのかがわかりません。「+αの情報提供」がどのようなものか説明しましょう。また、「どれだけ相手の理解度と関心を高めるのか」と書いているため、結果を数字を使うなどして強調しましょう。もしくは、プレゼンよりも研究に対してどれだけ真剣に取り組んだのかをアピールしたほうがよいかもしれません。

 

自己PR例 ゼミのイベント係

 

自己PR例 ゼミのイベント係

 

同じ間違いを二度繰り返さない人間です。
ゼミのイベント係として、ゼミの夏季合宿を企画した際、直前の予約変更が続出し、慌てて電話したため上手く変更内容を伝えられず、旅館の方を混乱させてしまいました。そこで、3月に工場見学を企画した際には、電話やメーリングリストを多用して、見学の3日前には必ず出欠を申告してもらうよう徹底しました。また、見学先と連絡を取る時は、用件を簡潔に伝えるため、話す内容をメモ書きしました。
その結果、直前のキャンセルを最小限に留め、見学先との折衝もスムーズに進みました。

 

【コメント】

 

「人間」がアピールしているのはわかるため「人間」という表現は控えましょう。

 

「同じ間違いを二度繰り返さないこと」は当たり前です。むしろ、間違いをしないように配慮するが大切です。強みについてもう一度分析しましょう。現在のエピソードから考えると、「マネジメント」「調整」といった強みが考えられます。

 

失敗したことに文字数を割くのはもったいないため、前置きを短くまとめ、他にも調整して成功した事例があれば書きましょう。エピソードも1つでもよいので自分なりの工夫があると良いです。

 

 

 

自己PR例文 ゼミ

自己PR例文 ゼミ

 

私はグループワークにおいて、明るい雰囲気を作ることで貢献できます。ゼミの活動で5人のグループを作って発表することになりました。しかし始めはお互い遠慮して重い空気でした。そこで明るい雰囲気作りのため常に笑顔・明るい声・笑いを起こす表現・関西弁を心がけました。すると徐々に打ち解けて冗談を言い合えるようになり、話し合いも大変活気的で楽しくなりました。楽しかったので体力の続く限り話し合い、発表で批判されそうな点を見つけては改善していきました。その結果発表で研究の分析が綿密であると大変高く評価されました。(250字)

 

<コメント>

 

自己PRはいつどこでも発揮できるものでなければなりませんん。「グループワークにおいて明るい雰囲気を作ること」では時間と場所が限定されます。また、エピソードは他の人がしていそうなことが多いため、あなた自身が伝わってきません。何について議論を重ね、どのような研究の成果があったのか、自分で考えて行動したことを詳しく書きましょう。

 

自己PR例文 ゼミ広報

 

自己PR例文 ゼミ広報

 

『ゼミの名編集長!』
私はゼミで広報を担当し、毎月機関誌を発行しています。その中では毎号必ずオリジナルの企画を考え実行をしており、教授やゼミ生からは21世紀の名編集長と呼ばれています。特に、毎月必ず載せているコラムではゼミ外からも評判が良く、毎月必ず読みたいとまで言われたことがあります。又、機関誌を作ることは容易ではありません。ゼミの人数が50人に及ぶ為、ページ数が20に達する場合には1000枚をひたすら手作業で折り続けなければならず、忍耐力やどんな仕事もこなす精神力を身につけることができました。

 

【コメント】

 

キャッチフレーズは「学生時代に頑張ってきたこと」についての回答であれば良いかと思いますが、「自己PR」の回答としてはあまりふさわしくありません。そのため、キャッチフレーズは強みがわかるようなフレーズに変えましょう。どのような編集長だったのかを表現してもよいかもしれません。

 

「機関誌を作ることは容易ではありません」という表現がありますが、そのように表現せずに容易ではないことを事実から伝えましょう。また、「手作業で折ること=容易ではない」では説得力に欠けると思います。

 

全体的に機関誌についての説明が多く、あなた自身について伝わってきませんでした。例えば、どのようなオリジナル企画を考えたのか、どのようなコラムを書いてきたのかを書くとよいでしょう。

 

又、⇒また、

 

自己PR例文 卒業研究

 

自己PR例文 卒業研究

 

私は一度やると決めたことは、意思を持って粘り強く取り組みます。
卒業研究では、あるタンパクの標的を探索しました。実験の条件や方法を組み合わせ、約7ヶ月にわたって4つの実験を行いましたが、すべて失敗でした。このままネガティブな結果しかでないのではないかと不安になることもありましたが、絶対に成果を出したいという強い思いで、実験に取り組みました。先生や先輩と何度も議論し、新しい方法を試みた結果、複数の候補を見つけることができました。1年間試行錯誤を繰り返し、ここまで出来たことが自信になりました。(246字)

 

<コメント>

 

卒業研究についてわかりやすいように説明しましょう。粘り強く取り組むことを強調するのであれば、どれだけ議論を重ねたのか、どこまで考え抜いたのかなど書いたほうが良いです。「ここまでできたこと」とありますが、「ここまで」がわかりません。複数の候補を見つけることができたことの素晴らしさがわからないため説明しましょう。

 

 

自己PR例文 ゼミ

自己PR例文 ゼミ

 

『迷わず行けだ!』が私のモットーです。考える前に、まず行動。思い立ったら、まずトライします。
・表現したい
 →高校3年間演劇に没頭。
・興味を持ってもらいたい
 →時事問題を年間20回ゼミで発表。
・思いを形にしたい
 →俳句を題材に5分間の映像制作。2週間朝から晩まで撮影編集作業。
・プロ野球の仕事に携りたい
 →プロ野球のケータイ速報のアルバイトを2シーズン勤務。
・伝えたい
 →アナウンススクール基礎課程を修了。
そして、始めた以上は興味本位で終わらせず、継続することで結果を残します。(250字)

 

<コメント>

 

色々な経験をされていて素晴らしいのですが、自己PRとして良くありません。事実を羅列しているだけになっているため、エピソードをどれか1つに絞って書くと、今より素晴らしい自己PRになるでしょう。

 

自己PR例文 ゼミ

 

自己PR例文 ゼミ

 

私の長所は、向上心が強く物事に対して情熱的に取り組むことです。
所属するゼミでは、進め方をすべて先生が決めておられ、ゼミの進め方に対し不満を持っていました。私は「ゼミは、学生主体の楽しく学びあう場にしたい」と思い、メンバー一人ひとりと話をし、ゼミのメンバーで話し合う場を設け、ゼミに対するメンバーの意識をあげていくことができました。今では、メンバーと真剣に、楽しく学びあうゼミにすることができました。(199字)

 

【コメント】

 

自己PRは長所をアピールするものであるため「私の長所は」という表現は重複するため、削除しましょう。

 

ゼミの出来事を説明しているだけで終わっています。情熱的に取り組んだことを具体的に書きましょう。例えば、「学生主体の楽しく学びあう場」とはどういものなのか、それを作るために苦労したこと、努力したことについて考えたほうが良いです。

 

自己PR例 研究室

 

自己PR例 研究室

 

私は何でも楽しんで取り組むことができます。
研究室に配属された時、研究自体に最初は大変なイメージをもっていましたが、1つ1つの技術を学び、磨くことによって実験を楽しんで行えるようになりました。実験だけでなくデータ整理や考察も好きで、実験結果はその日のうちにまとめ、先生に報告し、次の実験の予定を相談していました。毎日帰宅時間が遅くなりましたが苦になりませんでした。というように、私はどんな大変な仕事も楽しめる部分をみつけだして、楽しんで仕事に取り組んでいく自信があります。(239文字)

 

【コメント】

 

何でもとキャッチフレーズにあるのですが、「何でも」というかぎりはどんなつらいことでも、厳しいことでもといったニュアンスが含まれます。今のままでは楽しんで仕事に取り組めるかどうかがわかりません。

 

まずは「どのような環境で、どのように楽しんだのか」具体的に書きましょう。例えば、どのような実験して、どのように困難な実験(研究)を楽しんだのかを考えましょう。

 

「というように」と文言は口語であるため「書き言葉」に修正しましょう。

 

 

自己PR例文 ゼミ

自己PR例文 ゼミ

 

困難な問題に果敢に取り組むチャレンジ精神を持っています。ゼミで、地域の方が10年以上も頭を抱えている京都の木屋町の活性化に取り組んでいます。地域の方にも活動に参加してもらうように頼みましたが、参加してもらえず意識が薄いことにとても辛い思いもしました。また以前から行なわれていた呼び込みを注意するパトロールにも参加し、またフォーラムやシンポジウムに参加しました。これからとして他の大学とも協力して活性化に努め、私たちの行動が元で人々の気持ちを変え、また後輩が私たちの意志を継いでくれるように伝えていきます。<250字>

 

<コメント>

 

ゼミの活動内容を書いているだけであなた自身が伝わってきません。ゼミ員であれば書けるのではないでしょうか。他の大学と協力して、自分が何をしたのか、地域の活性化にどのように貢献したのかなど、自分ので考えて、行動したことを具体的に書きましょう。

 

自己PR例 苦手なことを克服

 

自己PR例 苦手なことを克服

 

私の強みは苦手なことを克服していけるところです。
発表が苦手であった私はそれを克服するために、人前での活動が多いゼミに入りました。その中で資格講座の講師を行いました。初めての口頭説明は散々な出来であったので、ゼミ生と共に毎日練習していきました。また講座に関してのアンケートを取り、そこに書かれていた改善点も直していきました。その甲斐あって適度な緊張と、周りを見渡せる余裕を持って説明できるようになりました。この体験から苦手なことも経験してみることによって「自分の力になる」ことを学びました。

 

【コメント】

 

自己の強みはいつでも発揮できるものです。「苦手なこと」はいつでも起きませんので、自分の強みとしてふさわしくないように思います。「苦手なことを克服するために自分のどのような強みが発揮されているのか」を考えるとよいかもしれません。

 

自分の苦手なところを克服しようとするのは素晴らしいことですが、今の文章ではどのように克服してきたのかが具体的に書かれておらず、説得力に欠けると思います。たとえば、アンケート結果にはどのようなことが書かれ、それを改善するためにどのような改善を行ってきたのかを書いてはいかがでしょうか。

 

最後の気づきの文章(苦手なことも経験してみることによって「自分の力になる」ことを学びました。)は素晴らしいと思います。

 

イメージしやすいように何のゼミなのか、何の資格の講師をしていたのかを書くとよいです。

 

自己PR例文 ゼミ

 

自己PR例文 ゼミ

 

私は「変幻自在の人間」です。常に全体見ながら行動し、状況に応じて柔軟に対応します。例えばゼミの発表の準備で集まる時は全員が意見を言いやすいようムードメイキングをしたり、冷静に全体を把握して問題を発見したり、仕事を振り分けて効率的に動けるようにしたり、行き詰まった時は異なる視点で見方の角度を変えます。さらに、メンバーの性格に合わせてまめに声をかけたり意見をもとめたりもします。このように、時にはムードメーカー、時には冷静人間、進行役などその場の状況に応じて柔軟に行動することができる人間です。(246字)

 

【コメント】

 

自己PRのお作法「メタボ」型です。人間がアピールしていることは誰もがわかるため「〜な人間」という言葉を使用しないほうがよいです

 

エピソードがゼミに所属している人であればしていそうなことが多く、自己PRになっていません。ゼミの説明になっているため、ゼミでどのようなテーマに取り組み、どのようにしてゼミ員に働きかけてきたのかを具体的に書きましょう。変幻自在を説明するには「複数のエピソード」で説明しなければなりません。少ない文字数で説明するのはとても難しいため、強みを再考したほうが良いでしょう。

 

 

自己PR例文 ゼミ

自己PR例文 ゼミ

 

「弱みを強みに変える」それが私です。大学2年時に博士課程後期の方々が自主的に行うゼミに参加しました。内容はアダムスミスの国富論を読むゼミだったのですが、初回は全く内容についていけず、議論に参加することができませんでした。そこで私は「何も知らない」ということを逆に自分の強みにするために、理論に捕われない疑問や理論そのものの意味を中心に質問し、その結果、私の質問が起点となって議論が発展することが多くなり、ゼミ自体もよりよいものになりました。私はどんな状況下でもきらりと光る存在感を出すことが出来ます。(250字)

 

<コメント>

 

自己PRのお作法「一般ピープル型」です。自主的にゼミに参加することは素晴らしいですが、どの学生でも行っているような印象を受け、、あなた自身が伝わってきません。また、自己PRはいつでもどこでも発揮できる強みをアピールするもの。「弱みを強みに変える」では限定されるため、強みとエピソードについて再考しましょう。

 

自己PR例 素直さ(ゼミ)

 

自己PR例 素直さ(ゼミ)

 

自分の非を認められる素直さが、私の強みである。過ちと向き合い、「何をすべきか」を考え、行動に移す。私はゼミで、在日コリアンの親睦会を面接調査した。この報告書を書く際、問題が発生した。見逃していた情報量の少なさが露呈したのだ。その中には、会の人に聞かないと分からないこともあった。面接で深く聞けなかった自分の過ちである。しかし「曖昧に書くのは失礼だ」と思い、「申し訳ありません」と彼らに電話をして教えていただいた。結果、十分な情報によって、詳細な報告書(ゼミ最長の22ページ)を書き上げることができた。(250字)

 

【コメント】

 

「自分の非を認められる」ことはとても大切なことなのですが、まず間違いを起こさないように努力することが大切なのではないでしょうか。そのため、間違いを多く起こすような印象を与えてしまう可能性もあり、キャッチフレーズ(自分の非を認められるという表現)は修正したほうがよいでしょう。また、過ちについての説明の文章量が多く、なおさら悪い印象を与えてしまいます。

 

過ちについての文章量を減らし、もっとプラスに考えて、素直なことがどう活きたのかをもっと詳しく書いたほうがよいです。例えば、詳細な報告書とはどのような報告書なのでしょうか、素晴らしさが伝わるように詳しく書いてみてはいかがでしょうか

 

自己PR例文 研究室

 

自己PR例文 研究室

 

私は、人々が求めるニーズを的確に把握し、自らの知識を還元し、形作ることによって手助けをすることができます。研究室主催の自然観察会で一般の人々と触れ合った際、大学で行う専門的な研究と一般の人々が求める知識との間には大きな開きを感じました。その開きを埋めるためガイドブックを作成し、学習フェスティバルに出展しました。自分の学んだ専門的な知識を環境と絡めながら、分かりやすく説明し理解を深めてもらい、ガイドブックにより環境に興味を持つ手助けとキッカケ作りとなり、多くの人々に喜んでもらう事ができました。(244文字)

 

【コメント】

 

最初の文章が長いため、強みを簡潔に伝えましょう。

 

「問題提起(大きな開きを埋めること)」「解決」の流れで読みやすいですが、「解決」の文章が抽象的です。同じ研究室の人であれば書ける可能性があるため、あなたがどのようにわかりやすく説明したのか、ガイドブックを制作する際に工夫したことを書きましょう。

 

自己PR例文 共同研究

 

自己PR例文 共同研究

 

理想実現のための自己管理能力が強みです.企業との共同研究では,与えられた期日内で最高の成果を出すことを理想としました.そこで,まず従来研究の問題を解決しなければならない期限を知るために,先輩に研究データの取得に必要な時間を聞きました.次に,後々間に合わなくなるのを防ぐために,その期限から現在へと時間軸とは逆に1日の目標を設定しました.週に1度の先輩への進捗報告で現状を客観的に把握し,常に目標を修正していくことで,最終的に期日内に採択率3割の国際会議に通るなど自分の理想を実現することができました.(250)

 

【コメント】

 

結果(採択率3割の国際会議に通る)は素晴らしいですが、それまでのプロセスがわかりづらいです。できれば、箇条書きにして書くなどして読みやすく書きましょう。また、自己管理することは当然のことであるため、強みを再考しましょう。相手がイメージしやすいように何の研究に取り組んだのか具体的に書いたほうが良いです。

 

 

自己PR例文 ゼミ

自己PR例文 ゼミ

 

私はゼミを大学生活の中心にしている。ゼミでは日本経済史を研究。大変厳しく「新商品の洗剤のようによく落ちる」と説明会の時にお聞きし、30名以上その場にいたが受講しようと決意したのは私一人。「困難を乗り越えてこそ大きな成長ができる」という一心で1年次の3月からレポート作成に取り組み、コツコツと積み上げていくことその数40にのぼる。少人数だからこそ、機動力を生かして諏訪、甲府へのフィールドワークを展開し最終的に「優」の評価を頂いた。現在は「戦国大名の経営者的側面」というテーマで優秀卒論を目指している。(250字)

 

【コメント】

 

まず、強み(結論)を書きましょう。レポートを40も作成したことは忍耐力・意志の強さなど伝わってきて良いです。しかし、ゼミを頑張ってきたのであれば、ゼミに入る前のことを書くより、ゼミに入って何をしてきたのかを詳しく書いたほうがよいのではないでしょうか。文字数が多ければ、今のままゼミの活動内容を詳しく書けばよいですが、文字数が少ない場合はゼミの活動に焦点を当てたほうが良いです。「少人数だからこそ、機動力を生かして諏訪、甲府へのフィールドワークを展開し」とあるように、どのように機動力を発揮したのか、どのようにしてフィールドワークを展開したのかを具体的に書きましょう。

 

自己PR例 研究

 

自己PR例 研究

 

理想を追い求め妥協しない精神を持っています。私は研究の一環でチームメイトと、モノづくりをしていますが、作っても作っても、なかなか理想に近づきませんでした。その原因は、チーム内で方向性が定まっていないことと知識不足にあることに気付き、まず互いの目指している方向性を話し合い、目標を明確にし、次に関連研究や本、人を通して知識を深めました。その結果、一年かけてようやく理想としていたものが出来上がり、企業の方から商品化のお話を頂くまでになりました。このように私は何事も諦めず目標を実現させることができます。(250字)

 

【コメント】

 

今のままでは他の研究者でも書けてしまいます。自分が伝わるようにもっと具体的にエピソードを書きましょう。「モノづくりとは何なのか?」「チーム内で方向性が定まっていないとはどのようなことなのか?」「どのような目標を立てたのか?」「商品化のお話を頂くようなものとは?」のように考えて、エピソードを掘り下げましょう。

 

 

自己PR文例副ゼミ長

自己PR文例副ゼミ長

 

大学3年生の時から所属しているゼミにおいて、副ゼミ長を担っています。ゼミを引っ張るという使命があるゼミ長とは違い、副ゼミ長には明確な仕事はありませんでした。そこで副ゼミ長として自分が何をすれば良いかを考え、ゼミ活動へのメール意見箱やホームページの作成や、研究テーマの参考になる東京証券取引所への見学を企画し、ゼミ員同士が活発に交流できるように横の繋がりを強くすることに努めました。その行動の甲斐もあり、学校に泊まり込んで作成した共同研究は、学内セミナーにおいて8団体中2番目の優秀賞を得ることができました。(250字)

 

【コメント】

 

自己PRのお作法「メタボ」型です。大学3年生に所属していること、副ゼミ長についての説明は必要ありません。また、現在のままではゼミの活動の説明になっています。共同研究・ホームページ・見学などのエピソードから1つに絞り、ゼミ員同士の交流を深めるために一番頑張ってきたことを書きましょう。

 

現在のままでは「学生時代に頑張ってきたこと」の回答になっていて「自己PR」になっていません。自分の強みを最初に記入しましょう。

 

自己PR例 ゼミ

 

自己PR例 ゼミ

 

強い意志で壁を乗り越えます。ディベート大会に向けたゼミ伝統の先輩との模擬戦、勝った者はほとんどいません。しかし先輩に勝てなくては本番でも勝てないと思い、皆に伝え、勝利を約束し合いました。途中負け続け皆のやる気がなくなりかけた時、晩飯奢るし30分でいいから集まろうと声をかけました。そこで勝ちたい気持ちを再確認し、勝つ為の戦略を話し合いました。正攻法で敵わないのなら相手の弱点を突こうと提案し、模擬戦で様々な側面から攻め、分析を重ねました。そして相手の知識の薄い所を突き、勝利し、本番でも大勝しました。(250字)

 

【コメント】

 

困難だったことについて書くのは良いですが、前置き(ディベート大会に向けたゼミ〜声をかけました)が長いです。そのため自分が行ってきたことが抽象的になってしまい、ディベートについて説明しているだけになっています。

 

例えば、「勝つ為の戦略」とはどのような戦略なのでしょうか。模擬戦よりも本番のディベートに勝つためにどのような努力をしてきたのか(自分がどのように努力してきたのか)を具体的に書いたほうがよいでしょう。

 

 

自己PR例文 ゼミの海外調査

自己PR例文 ゼミの海外調査

 

私は柳のように柔軟に物事に対応します。ゼミの海外調査で通行人に意見の聞き取りをした際は、回答者の口調の強弱から判断して、あらかじめ設定していた項目を各人に合わせ変化させて質問しました。さらに必要ならば即座により深い質問を考えて投げかけ、回答者の強い意見を引き出すことに成功しました。周囲の様子を注意深く観察し分析することで、次に何が必要かを予測することができると私は考えます。そして先を予測した結果、突発的な事柄にもワンクッションを置いて冷静に対応を考えて、余裕を持ち柔軟に行動できます。(244文字)

 

【コメント】

 

質問方法(口調の強弱を判断すること)はとても素晴らしいです。しかし、それ以降の分も同じようなことを話していて説得力に欠けます。もっと具体的にどのような話をしたのか、そして、最終的にゼミの海外調査でどのような結果を残したのかを書いたほうが良いででしょう。

 

 

自己PR例文 ゼミのレポート

自己PR例文 ゼミのレポート

 

私は、一度取り組んだものに対して、深く追求することができます。ゼミのレポートを書くときは、関連する論文や文献をすべて調べ上げ、該当する箇所に全て目を通しました。その後に、どういう構成で書けば理路整然として伝わりやすい文書になるか何度もシミュレーションをして、自分が納得のいくまで推敲を重ねます。その結果、発表の際に教授からも「よく調べてきたね」と声をかけて頂いたことがあり、満足感で一杯になり、同時に自分の自信にもつながりました。(214字)

 

【コメント】

 

深く追及することが伝わってきませんでした。文献をすべてと書いてもわからいため、どれだけの量を調べていたのかを書いたほうが良いでしょう。
また、相手がイメージしやすいようにどのようなレポートを書いていたのか(どのようにわかりやすく書いたのか、そのテーマを研究することでどのような発見があったのか)を書きましょう。

 

自己PR例文 研究室

 

自己PR例文 研究室

 

他の人が嫌がることを進んで行うことができます。
所属していた研究室での雑務(掃除、ゴミ捨て、研究発表会の部屋の予約など)や大学校内の学内清掃など皆が面倒だと思うことを積極的に行いました。どんな些細なことであっても学べることは多く、積み重ねていくことで自分自身の成長につながると感じ取り組みました。また、周囲の人に対しても声をかけて参加を促すことも心がけました。常に意識を高く持ち続けることが結果として、周囲の意識や作業効率の向上にもつながります。(224字)

 

【コメント】

 

嫌なことを積極的にしようとする姿勢はとても素晴らしいのですが、エピソードが良識のある人なら誰でもしていそうなことだと思います。どのように積極的に取り組んだのかをもっと具体的に書かないとあなたが伝わりません。そして、「また、」以降の文章が無理に付け加えたような印象があり、自分の強みが説明できていません。

 

例えば、目標を立てて、それを行う際に嫌なこと・困難なことがあり、自分が率先して行い、周囲の人にも働きかけて乗り越えた(結果を出した)というような流れで書くとよいでしょう。

 

 

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【プロフィール】
田口久人。慶応義塾大学卒。今までに2000人以上の学生を個別指導し 「いかにその人の魅力を引き出すのか」を追求し続け、NLPを活用した 独自の目標達成セミナー、就職セミナーなどを開催。充実したキャリアを築くための方法を伝え、多くの20代から圧倒的な信頼、支持を得る。著書に『受かる!自己分析シート』『受かる!面接力養成シート』』『内定の常識』『大学時代を後悔しないための52のリスト』『20代からの自分を強くする「あかさたなはまやらわの法則」』など。

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